札幌 vs 岡山

 厚別で行われた試合、CSで見ました。

 今日の入場者数は5千と少なかったようである。

 試合は、前半近藤選手の物凄くギリギリのシュートが決まり札幌が先制した。狙ってあのコースにシュートが打てれば一流だが、あれは、物凄くアバウトに狙ったものだと思う。

 しかし、シュートは数を打たなくては入ることは無い。やはり打たなければ決められない。後半、岡山の選手が絶好機を宇宙開発してしまったが、普通のレベルの選手だと力が入りやはり外してしまうことが大半である。

 一流のサッカー選手は、「シュートはゴールマウスへのパス」というが、そのパスさえも上手くできなければ永遠にシュートは決まらない。

 早朝、UEFA選手権の決勝戦マンUバルセロナが行われたのだが、あの試合を見てしまうとどうして同じサッカーをしているのにという思いがした。これほど次元の違いを感じさせるプレーをする選手に見る者の驚嘆を感じさせるのである。

 あのプレーは、決して素人にはまねができない。翻って昨日の札幌の試合を見せられ、ミスが続くと、決して素人はまねのできないレベルなのだろうが、素人と同じレベルの人間がサッカーをしているように見えてしまう。たしかに親近感は湧くけれど凄さを感じさせないというのが、プロが行う試合としてどうなのだろうと思う。

 後半、相手に退場者が出たところで、札幌に勢いが出たが、相手に守りを固められると攻撃のすべが無いということが如実に表れる。そして幸運なOGで何とか勝ち越し。

 勝ち試合は勝ち試合、どんな勝ち方をしても勝ち点は3である。これが切っ掛けで連勝できれば凄いと思う。しかし、実のところ試合を見ていて札幌が連勝するとは想像できない。

 確かに何かを変えなければJ1になど昇格するのは夢の夢である。選手が変わる監督が変わる運営が変わるすべてが上手く調和を取りながらチームを変えるしか結果はついてこない。どれもが足りていなければ。

 昨日の観客数をみて、今期の赤字は確実に現実のものとなってしまった。果たして運営会社にどのような危機感があるのだろうか?きっと運営会社には何のアイデアもないのだろう。きっと誰かに教えて欲しいと考えるだけだろう。しかし、いくら教えてもらっても自分たちでアイデアを血とし肉としなければ上手く行くはずもない。