曇り、朝の気温は、プラスになったとはいっても0度に近いプラスである。日中は、相当気温が上がりそうなので雪解けも進みそうである。
『47トッピクス―日本を創る(共同通信連載企画)』(http://www.47news.jp/47topics/tsukuru/article/vol01.html)
如何に日本が自分たちの既得権益を守ろうとする国か、薄々気付かされていたのだが、それが原因で自分たちに被害が及んだことで事実として明らかにされ、更にそのことに対して国民の多くは他人事のように傍観している状態である。
AIUの問題で明らかに成った、自分たちの年金がいつの間にか消えたことでさえ、当事者たちはそれに気づいても行動を起こせない。更に言えばお上が何とかしてくれるだろうという余りにも他人事の雰囲気が醸し出されている。
更に最近朝日新聞が取り上げた、プロ野球選手の裏金問題も、口先だけでプロ野球は清廉潔白ですとつぶやいていただけで、何の意味をなさないという大人社会のやったもん勝ちを新聞社自ら認める国である。
何もかも全てが言ったもん勝ちであり、息を吐くように嘘を吐く、それを信じて夢見たものが馬鹿な社会が今の日本である。
嘘を嘘と見抜けない者が馬鹿なだけで、全てが嘘を見抜けなかった本人の自己責任とされる。
今回の原発事故も、嘘に騙された国民の責任で、嘘を吐いた人間は誰も責任を取らないでこの世から消えて行く。
今回の原子力政策の余りにも自分たちの利益を優先した餓鬼のような姿は、まさしく日本が地獄の中に浮かぶ島国であると気付かせた。
しかし、その地獄の光景から逃げ出すものもいない。何故なら既に逃げ道は閉ざされ、この地獄のような環境を受け入れるしかなく、今の考えなけれない問題は、その環境でどのように生き延びるかが最大の使命だからである。
我々の社会がまやかしと嘘で塗り固められたその厚化粧の壁が地震で剥がれ落ちその醜悪な姿を見せているところなのだ。
この社会を牛耳ってきた影の為政者たちは、その醜悪な壁を急いで修復し、何も無かったようにやり過ごしたいのだが、その壁が次々と剥がれ落ちている状態である。
もしかしたらその醜悪な厚化粧で覆われた壁を取り除くことが可能かもしれない。そうすればもっと自分たちの生き方を変えれるかもしれない。しかし、今まで権力を持っていた勢力にとってその壁は自分たちの生きるよすがであるから、それに抗おうと必死である。
果たして自分は、その幻想を受容する立場なのか、それともそれを率先して破壊すべき立場なのか。