札幌

 曇り、気温は12、3度というところだが、日中は25度を久しぶりに超えるらしい。それを信じて今日は半袖である。

 土曜日は、コンサドーレの試合が有ったが、ドームに見に行くことは辞めた。その理由は、自分の見たいと思わせるチームでなければ応援する気力が出ないからである。
 札幌がJ1で負け続けるのは、何時もの事なので耐性はある。それでもなおチームを応援していたのは、何時かきっと変わると思っていたからである。
 
 しかし、それはチームが出来てから既に20年程度の時間が経ち、初心を忘れてしまったのように見える。外国人選手が活躍しても、その選手を引き留めることもできず、仕方ないと諦め、若手が育ちこれからという時に移籍させ、自分たちのチームが強くなることを簡単に諦め、そのループにはまり込んだようである。

 それを続けていては、この先明るい未来は開けて行かないはずと知っていながら、チームの改革を先送りしてきた、しかし、ここに来てとうとう行き詰まりを見せた。
 普通のJ1チームなら、とうの昔に監督は交代していただろうし、あの中途半端な補強は無かっただろう。それが出来ないチームが未来に向けてチーム作りができるだろうか?
 若手に経験を積ませることは大事だが、取りあえず選手がいないので出場させるということ自体非常識である。経験を積ませるにはそれなりの舞台調整が必要で、それで自信を失わせ方向を見失わせては本末転倒と言わざる負えない。

 ハッキリ言ってしまえば、HFCは解体して、本当のプロのマネジメントができる会社にしなければいけないのだろう。タラレバでいえば、あの減資の時に思い切ってHFCを解散すべきだったのだ。
 今までの放漫経営の付けを道民からの税金で補てんし何とか息を繋いだのだから、今までの経営責任をとり経営陣全員が会社を去るべきだった。そして新たに出発すべき時を逸したことは間違いない。

 現実は、厳しい。今の世の中、補助金で生きながらえている企業は、公的団体しかない。民間であれば、一流企業であっても、自分の身は自分の力で守るしかない。それが出来ない時は、表舞台から消えて行くのみである。