晴れ、気温は16度。
気持ちの良い秋晴れである。今週は、良い天気が続くかと思われていたが、何やら雲行きが怪しくなってきた。その一つが台風で、2つめが秋雨前線である。
秋雨前線は北海道には掛からず太平洋側に抜けていくようだが、その後に残る低気圧が台風の北上とともにどのように変化するか判らないという所だろう。
北海道に秋雨をもたらすのは、西からの低気圧で間違い無いのだが、台風が湿って暖かい太平洋側の空気を北に押し上げてくると、北側にある冷たい空気と、南側の湿った空気が北海道上空でぶつかり合う事に成る。
当然その空気のぶつかり合った所では、比重の関係で冷たい空気が暖かい空気の下に潜り込むようになり、その湿った空気が冷たい空気の層を駆け上る時急激に冷やされ雨雲をどんどん作り出していく。その原理は、先週雨を降らせた秋雨前線と同じである。だから先週北海道に雨をもたらしたのもその前線が北海道上空に掛かっていたからである。
今週は、北海道上空を前線が通り過ぎたことで数日間快晴が続くだろう。後は週の後半に台風から熱帯低気圧に変わったものがどれだけ北上してくるかだろう。その時に太平洋高気圧の勢力が強くなれば雨が続くだろうし、反対にオホーツク海高気圧が強くなれば秋晴れが続くことに成る。
「女心と秋の空」という言葉があるように、移り変わりが激しい秋の天気図。予想するのは大変難しい。
