コンサドーレと博報堂

 曇り、気温はマイナス17度。

 何やら世間は、ベッキーSMAP解散の話題で盛り上がっているようだ。SMAPの件などは、解散すると正式発表されない前から騒ぎだし、世間が解散すべきでは無いというのはおかしいだろうと思う。勝手にやらせておけば良い。


 話は変わるが、北海道コンサドーレ札幌と博報堂DYMPの関係が良く判らないところがある。

 最初伝えられたのは、もう一つ大口スポンサーが加わるという話だった。しかし、蓋を開けてみればスポンサー契約では無く、共同で何かを行うということらしい。

 報道では、共同で行うものが、株式会社コンサドーレへの博報堂DYMP社員の出向であり宣伝活動である。そして、ホームゲームの道内民放での放送らしい。まだどの民放放送会社が中継するとまでの報道はない。これが一社と組むのか色々な会社と試合単位で契約するのかも分かっていない。

 そして、報道されている年2億円の収入であるが、それが社員の出向や宣伝活動を含むものなのか含まないものなのかも不明で、共同で行った成果によって生まれた収入の一部を博報堂DYMPに払うらしい。

 報道を見る限り、博報堂DYMPの人的資源の提供と宣伝ノウハウの提供のみで、スポンサーのような感じでは無く、共同で売り上げを2億円増やそうと言う事のように思える。そして2億円を超えて収入が有った場合、お互いに分け合おうということなのだろう。

 だから、2億円と言う数字も実際に売り上げがどの程度かにより変わってくると理解した方が良いようだ。すなわち直ぐに北海道コンサドーレ札幌に現金収入が入るという事では無い。と自分は考えた。


 契約期間が7年間と言う事なので、直ぐに利益が発生するわけでは無いだろうし、相手も商売としてこの提携を見ているのだから、7年経って成果が無ければ契約解消と言う事に成るし、社員も引き上げるだろう。あくまで商売としての関係で、コンサドーレで成功すれば、他のチームにも手を伸ばすだろうし、コンサドーレだけとの関係と言う事でもない。


 本当なら早く大きな安定したスポンサーを見つけなければ野々村社長が言うようなビッグクラブになることはできない。もしかしたらそういったスポンサーが発表されるのではないだろうかとワクワクしたのだが、そういった事は無かった。

 大口のスポンサーを見つけるには、まずJ1に定着するしかない。上がったり下がったりのチームになり更にここ数年J2中位の成績しか残せないのでは、そういった事を考えるのも鼻で笑われるレベルである。

 今年は、チーム創立20年の節目である。きっとサポーターに夢を与えそして叶えてくれるだろう。それを祈らずにはいられない。