天皇杯2回戦

 曇り、気温は20度。蒸している。

 先週は天皇杯の一回戦だったが、今週は2回戦となる。自分にとって一週間はあっという間だった気がする。

 今日の先発予想は、昨日のテレビによると前回から生き残ったのは阿波加、長坂、神田の3人であった。ほかの若手は残念ということらしい。ここにきての落選は来年度に向けての生き残りを掛けた争いから遅れをとったことになる。

 ただし、今日の本当の先発は試合が始まらないと分からないのであくまで予想の中での話である。来年度のJ1昇格が確定したわけでもなく残り12試合全敗し自動昇格を逃す可能性も無いわけでもない。

 

 去年の大宮もこのあたりで失速し、磐田と勝ち点3差で辛うじて優勝した。だから決まったわけでもないのに来年の話をして油断すると足をすくわれる可能性はある。だから野々村社長も来年の人事とかJ1の舞台での構想などは考えていても口に出せないのは良くわかる。

 しかし、選手たちにとっては残り12試合は、J1に向けて生き残りのレースである。今シーズンレギュラーで活躍した選手はある程度当確で、交代出場した選手が線上とすると出場できなかった選手は、J1にチームと一緒に昇格できる保証はないということになる。

 だから天皇杯といえどもその当落線上にいる選手を含めて力を発揮しないと生き残りは確実ではない。あるいは今レギュラー格の選手でも体力の衰えでJ1の試合に出ることが不可能であればわからない。

 あるいはレギュラーで活躍している選手が他のチームに引き抜かれる可能性が無いわけではない。それは前回J1に上がった時に実際起きたことなので無いとは言えないだろう。

 またブラジル人選手も技量的には同じチームの日本人選手たちより上でもJ1で戦うとなると一つ上の力量が無ければ助っ人とは言えない。そのあたり編成はどう考えるか不透明である。

 もしJ1の残留を確実にするなら外国人の助っ人選手は、ある程度能力が頭一つ抜け出した選手を確保しておきたいところである。残念ながら今いる選手はJ1で戦うならもっと秀でた能力を示してくれないとは思う。

 しかし、資金力がないコンサドーレにとって今いる外国人選手は当たりに近いのだろうと思う。だが、J1で活躍する姿を想像できないのが本当のところである。その理由は、今いるJ2で他を圧倒できていないことにある。できるなら得点王近くのゴールを挙げて実力を見せてほしいのである。


 まだ安心するなかれといっている自分から来年J1で戦う戦力のことを書くのは矛盾しているが、そういった順位にいるのも確かである。確定するまではわからないがその時が早く来てくれることを祈るばかりである。