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 晴れ、気温は9度。晴れてはいるが吹く風の冷たさは春先の冷たさである。初夏というにはあと5,6度気温が高くないと気持ちよくない。今週は、久しぶりに晴れが続くようだ。

 先週末は、Jリーグが代表選の為試合が無く何となく物足りない気分である。その間選手たちは次の試合に向けてどういった準備をしているのか気がかりだが、週末は、全道にJAグループの主催で催し物に参加していたようである。

 その様子がtwitterで次々と挙げられていたが、本来のSNSの使い方はこういったものなのだろうと思う。自分の自撮りを上げたり、食事の内容を上げることがメインだと結局は小さなことで固まって広がりを失いかねない。

 そういったことが全くなくて良いというのではなくやはりバランスなのだと思う。だから、色々な身近なニュースの範囲が個人から数人、数十人、数百人というレベルで大きくなり、そういった単位が有機的に結合していくことが情報のインフラを生む。

 だからそこに早くたどりつけるシステムが登場するといいのになと思う。色々なSNSが登場しているが、それぞれ上手く有機的に結合していない感じがする。

 それが情報の集中を阻害し、それぞれがぼやけた存在になってしまっている。例えば今ある様々な情報を一つの幹から生える枝のように統合して連鎖的にニュースが纏まりあるいは拡散するそういった仕組みがあればすごく良い。

 ただし、問題となるのが個人のプライバシーだろう。すべての情報が繋がれば個人の姿は露わになる。常にマスコミに追い掛け回されるタレントなら問題何かもしれないが、自分自身や他人が常に特定の個人の情報を発信していれば公共の場所にいる際の情報は常にオープンになるのは致し方ないだろう。

 情報を統合することによって公開すべき個人の情報の範囲をどのようにコントロールするかが問題となる。タレントでいえば、公にする情報と数人で共有する情報とで分けて設定していても、数人の共有するグループの一人がその情報をまた別なグループと共有していれば、折角設定した情報が外部に公開されるという状況も生じる。

 公と私を厳密に区切ることは不可能になる。その辺りの狭間をどのようにして乗り越えていくかが課題となるだろう。情報の集約は個人のプライバシーを必ず侵害する。