テロ支援国家

 晴れ、気温はマイナス1度。昨日よりは寒さが和らいだ。でも氷点下。また前線が近付いてくるため日中は暖かくなり気温はプラスになると予想されている。更に夜には雨になりそうということである。

引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20171122/ddm/003/030/101000c) 

トランプ米大統領が20日、北朝鮮テロ支援国家に再指定したことで、米朝関係は緊迫の度合いを高めることが確実となった。米国は圧力強化を通じた非核化交渉を目指すが、北朝鮮は核・ミサイル実験の再開で対抗しかねず、「外交への希望」(ティラーソン米国務長官)が直面するハードルは、高くなりつつある。

 北朝鮮の現在の行動は「テロ支援国家」と呼ぶのにふさわしい。この先、追い詰められれば窮鼠猫を噛むではないが、北朝鮮にシンパシーを抱く国やテロ組織と連帯するのは目に見えているし、現実的にその関係は築かれている見て良い。

 テロ支援国家は、今回指定された北朝鮮の他、シリア、イラン、スーダンである。

 このほか過去に指定されていた国は、南イエメンイラクリビアキューバであった。

 テロ支援国家の定義は、テロ組織を支援している国家なのだが、この指定は、あくまでもアメリカ合衆国が指定しているだけであって国連などの組織が指定している訳ではない。

 しかし、アメリカは少なくともまだ世界の中心の近いところにいる。インターネット等の仕組みの中で、経済の中心が徐々にはっきりしなくなってきている点と、中国の台頭が世界の中心をぼやけさせているが、やはり、アメリカ抜きに世界経済は語れない位の地位は今でもある。そのアメリカがテロ支援国家として指定するとやはり指定された国の経済は疲弊することになる。正常の金融取引がやりにくくなるためである。

 すでに北朝鮮には国連から制裁を加えられており、実際の動きはほとんどないといって良いが、テロ支援国家と指定されたことでアメリカの強い気持ちを表したことになる。

 日本も今の現状を考えれば、北朝鮮関連の金の出入りをストップしたいところだが、何故か色々なところから反対の声が上がる。その最たるものが、朝鮮総連だろう。

 朝鮮総連は、日本にある北朝鮮の政治活動を行っている大元であるが、色々なところで北朝鮮と日本の裏の関係を持っている処でもある。

 また、北朝鮮へ多くのお金を送金しているのも事実である。今まで多くのお金が送金され北朝鮮の国家予算として使われていったはずである。

 それならなぜすぐに北朝鮮関連施設である朝鮮総連をつぶせないかという疑問が沸くのはもっともで、それを今までストップできないことが不思議であるが、現実規制できない理由があるということである。

 年末にかけて、北朝鮮人工衛星の打ち上げを理由にしてミサイル発射実験を行う予定とニュースで流れている。国連制裁で北朝鮮に圧力を掛けてもなお、実験を止めないのはやはり早く大陸間弾道弾を開発しアメリカに対抗したいという表れであろう。

 北朝鮮が話し合いのテーブルに着くことは当分ない。着くとしたらやはりミサイルがアメリカに届くのを確認してからということになるのだろう。