警官が警官に撃たれる時代

 雲が多い晴れ、気温は2度。北海道のオホーツク海側では雪ということでまだまだ雪も降ることがあるこの頃である。更に暖かい日と寒い日が交互に来るので体調を崩しやすい日でもある。

引用 スポニチhttps://www.sponichi.co.jp/society/news/2018/04/13/kiji/20180412s00042000349000c.html) 

滋賀県彦根市河瀬駅前交番で県警彦根署の井本光(あきら)巡査部長(41)が拳銃で撃たれ死亡した事件で、県警は12日未明、逃走していた同僚の男性巡査(19)の身柄を同県愛荘町で確保し、殺人容疑で逮捕した。巡査は「怒鳴られたからやった」と供述。配属直後の新人警官が上司に銃口を向けるという、警察史上前代未聞の事件となった。

 怒られたからかっとなって射殺というのは、アメリカではよくある話かもしれないが、日本では良くある話ではない。こういった○○○○に凶器を渡してはいけない。警察官とは言え教育訓練期間中は銃の携帯を許してはいけないと思うが、警察官の社会だけが正義感あふれる人材ばかりそろっている訳はなく、どこにでもある社会構造となっている筈で例外は無い。

 この事件も手に拳銃を持っていなければ撃ったりはしなかったはず、しかし、近くにバットがあれば殴り倒していたかもしれない。どちらにしろ近くに凶器があればかっとなって見境なくやっていた筈。

 こんなニュースを聞くと、教員は小児性愛者で、警官は盗みや殺人をする職業という印象が強くなるが、ごくまれに存在すると信じたいのだが、実際そうなのかもしれないなと考えると日本も世も末ということだ。


 いつも考えるのだが、情報化社会は人の見たくない面を抉り出す作用がある。それは自らを進んで公開することが是だという一時的なブームがあり、多くの個人情報が流出しているため、何か事があるとそのすべての情報が洪水のように溢れてくる。

 一端それになれてしまうと個人情報が溢れ出てこないと大衆は不安になり個人の全ての情報をさらけ出すようにマスコミに圧力を自然と掛けているのだろう。

 昔の時代と比べてしまうとあれだが、新聞、テレビ、ラジオしかない時代は、そういった情報を集める記者の目に留まらなければ闇から闇に葬られていた公務員の犯罪が闇で収めることが出来なくなったというのが一番大きいだろう。だから、教師、警察官、公務員などの犯罪が多いなと思う今日この頃なのである。

 

 特に急に最近になってそういう職業の方の犯罪が多くなったわけではなく、昔からあったが報じられていなかっただけと考えるなら納得がいく。

 今回の殺人まで行かなくとも、昔からこういった類の事件は起きていた筈。そういった不祥事は元警察官という方からも聞いたりするからである。亡くなられた警察官の方は、昔自分が受けた指導通りか或いは少し自分でアレンジした指導をしていたのだと思うが、相手によってはこういった行為をするかもしれない。

 4月に入り新入社員も入り、教育係になる先輩も多いだろうが、くれぐれも新人に背中を見せることの無いように気を付けたほうが良いだろう。心得は何時も背中は壁に付けるだろう。