対 柏 1-2 (ホームから見て)

 晴れ、気温は4度。日差しが出てて昨日よりは暖かい。昨日は小雨が降り続き気温が上がらず寒い日曜日だった。

 土曜日の試合、DAZNで見ました。その感想を書きます。


 前半は柏の早い出だしとパスワークで自陣に押し込められたコンサドーレ、いつ先制されてもおかしくない出だしだった。その理由は、何時もならセンターライン付近のプレスでボールを奪えることが多かったが、相手のパススピードと位置取りの良さで次々と抜かれたせいである。

 

 さすがにあのくらい相手にボールを回されれば自然と重心は下がりゴール前を固めるしか無くなる。ワントップの都倉選手も下がり、守備に回る。

 そうしてゴール前を固めていたにも関わらず相手の選手の技ありシュートが決まり先制を許してしまう。そこでゲームが落ち着くかと思ったが、コンサドーレボールで柏陣内に持ち込むと駒井選手の上げたセンタリングに今季初先発の宮吉選手が頭で同点ゴールを決める。あっさり同点に追いつくところが今季好調のコンサドーレの力。

 同点に追いついた後は、一進一退の攻め合いが続き前半終了。前半終了のスタッツでは圧倒的に柏にボールを回されていた。コンサドーレは少ないチャンスで同点に追いついた格好だった。

 後半に入ると明らかにコンサドーレの出足が柏を上回るようになって来た。画面を通して柏の選手の動き出しが衰えているのが判った。前半飛ばしすぎで連戦の疲れがドット出たのだろう。その点では中2日のコンサドーレも同じであるが、疲れていてもパス回しの正確さが相手を上回った点で徐々にコンサドーレのボール支配率は上回る。

 

 後半は、柏にビッグチャンスは与えなかったように思える。そうして最後にコンサドーレに幸運の女神は微笑んだ。三好のゴール前に上げたボールはジュリーニョの頭を通過し後ろから相手選手と競り合いながら飛び込んだ都倉選手の頭に当たり左サイドネットに入る逆転ゴールが決まる。

 相手キーパーもジュリーニョ選手のジャンプにつられ後ろから都倉選手が飛び込んで来たところでニアに寄ったところで完全に逆を突いた形となった。

 これでコンサドーレは、4連勝と完全に波に乗った感じである。とはいっても昇格組みとの3連戦、3連勝という組み合わせの幸運があった。名前負けしないで試合に入れた感じがする。更に柏は昨年も相性が良かった記憶がありそれも上手く働いたはずである。

 これで何と4位の位置にいるという開幕するまでは信じられない順位となった。いったん波に乗ると選手たちに自信となり監督の指導が間違っていないという信頼も高まる好循環になる。今不調のガンバ大阪は、選手の実力はあるのに勝てないことで調子が上向かないのとは好対照である。

 次節は、ルバンカップを挟みこれまた監督交代で調子が上向きな浦和との試合。現監督が前所属していたチームであり相手ホームでの戦いになる。ミシャも試合後のインタビューで浦和には負けたくないといった雰囲気があった。

 ルバンカップは完全にターンオーバーするはずで、土曜日の試合に主力を出す感じだろう。ここで勝てば最低限J1残留の通過点に近付くわけで良い試合をして欲しいものである。