涙目

今日は、深夜から吹き始めた強風がまだ止まずにいる。雨も時折パラつくがそれ程でもない。この風は、当分続きそうである。風は、生暖かい。まさしく太平洋側から吹き込む風である。この風で、街路の広葉樹の葉っぱは相当飛び去るだろう。吹き溜まりになってしまうところは大変である。昨日の日経平均は、一時期8000円を割りそうになった。この値動きを見ているとまさしくジェットコースターである。これが当たり前に成ってしまったのか、今朝の新聞の一面にも上がらなかった。感覚がもう麻痺してしまったのだろう。この次ニュースになるのは、終値が7000円台になったときかもしれない。それにしても、一時期14000円台に回復していたのを考えれば半額近くになったのだから、株価が高い時期に購入した個人株主は、相当の痛手を蒙っているのだろう。自分も、投資の勉強を兼ねて本当に小額の資金で株に投資したのだが、幸いにしてまだ購入時の株価を下回っていないので損はしていない。こう落ち着いていられるのも、投資額が少ない為でもあり、もし老後の生活資金などを全て投資していたら、こんな事は言ってもいられない状況にあっただろう。身近な人で退職金全てファンドに預けていた人もいて、他人事ながら心配したのだが当の本人は、ケロッとしている。或いは本当はそれどころじゃないのかもしれない。今回の世界同時株安は、世界に存在すると思われていたお金が、本当は存在しなかったと言う事に過ぎない。真に木の葉をお金と受け取っていたに過ぎない。しかし、その木の葉も、多くの人が現金だと言えば立派に現金として通用してしまうから恐ろしい。何も価値が無いものが大量に作られ信用と言う価値を付けられていたわけである。それを言えば、日本銀行の発行する日銀券も、金本位主義を離れてからは、日銀と政府の意思で発行量が決まるのだから、もしもの時は、ただの綺麗に模様が印刷された紙切れに戻ってしまうわけである。それにしても、世界各国が各々の責任で発行するお金の総資産は幾らになるのだろう。更に言えば、供給がだぶついた紙幣の価値は低下するのだから、良く考えれば、全ての貨幣価値が下がったともいえる。もし全ての国が、デノミネーションをすれば、全ての借金は消え去ってしまうはずである。実際今の状況は、その状況であるとも言える。マジック!!