詐欺

 曇り時々雪、強い風が吹き気温は1度だが外は相当寒い。

 今日は、日本海側で大雪の恐れと言っていたが、北海道では全道的に雪らしい、もう12月なのだから何時雪が降っても不思議では無い。

 引用 NHK(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141202/k10013643981000.html)

振り込め詐欺」の被害額は過去最悪のペースで増え続けていて、ことし10月末までに450億円を超えました。

警察庁は、被害に歯止めがかからず、1年間の被害総額が初めて500億円を超えるおそれがあるとして取締りを強化しています。

 これは、詐欺事件を警察が得意としていないという事だろう。最近の犯罪は、電子機器を使ったものが多く例えばインターネットはその最たるものであるし、電話などは、固定電話では無く携帯電話が登場してからというもの犯罪に使われると途端警察の捜査能力は低下する。

 その理由の一つが、日本の警察が地方警察であり広域犯罪に強くないということである。オレオレ詐欺に代表される電話を使った犯罪は、日本何処からでも掛けられる電話を使用するところから、広域連携捜査をしていない警察の捜査能力を超えていることが多い。

 良く聞かれるように、縄張り意識が有り、犯罪検挙率で各警察がそれを競っているような場合、情報共有や捜査協力でマイナスは当然あるだろう。

 もう一つが、警察組織自体がIT系の情報操作能力に長けていないということである。以前警察ドキュメントでオレオレ詐欺の担当者が犯罪捜査を行っている状況を報じていたが、見ていて少しがっかり感が漂う捜査方法を見て、これでは知能犯の捜査は難しいだろうし、そういった能力がある警察官も見ていて手薄なのだろうことが手に取るように判った。

 殆どの警察官が昔ながらの脚を使った聞き込みを得意とした人が多く、そういった人が上司に多く居れば自然と警察組織の得意分野というのが決まって来る。昔ながらの犯罪捜査は強いが、IT系の技術を使った犯罪は不得意なのだろう。

 今回上げた上の記事の中にある

手口では、レターパックや宅配便で現金を送らせる手口の被害が168億円と去年の1.7倍に増えています。

この辺りを押さえ、レターパックに現金が入っていないか確認を郵便局の協力を得て取り組むべきだろう。レターパックで現金を送るのは、規約違反なのだからチェックをしても問題ないと思われる。そのチェックの一つとして行うのは問題が少ないと思う。

 こういった犯罪で被害に有ったお金がアンダーグランドに流れ、他の犯罪を引き起こす資金源に成りうる。それは連鎖反応のようなものである。こういった犯罪を取り締まることこそ大切である。