国会審議

 晴れ、気温は20度。これから気温はぐんぐん上昇しそうである。

 昨日は、東京出張だったのだが暑さにやられてしまった。毎日あの蒸し暑さで仕事をしている東京人の凄まじさに恐れ入る。遠く離れた北海道も最近は暑さが厳しいが、あれ程ではない。でも、冬の厳しさを体験したら北海道は住むところではないというかもしれない。

引用 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASK7T5V35K7TUTIL041.html

学校法人「加計(かけ)学園」の国家戦略特区での獣医学部新設を議論した25日の参院予算委員会の閉会中審査でも、前日の衆院に続いて安倍晋三首相が同学園の学部新設計画をいつ知ったのかに質問が集中した。首相は、同学園が特区の事業者に決まった「今年1月20日」に初めて知ったと繰り返し強調したが、学園理事長との親密な関係や、かつての国会答弁との整合性などから、野党は首相の答弁を疑問視した。

 この問題、既に印象操作の争いでしかない。証拠は当人たちの記憶の中にあり、既に時間が経てば時系列があやふやになるのは仕方がない。それまでもコンピューターのように内部記憶装置に記録して再現しなければ許されないとしたら人間として生きていけない。

 ニュースでやっていたが、安倍首相を追及する舌鋒の鋭さは、自分の過去に対する記憶違いと言う答えに対する見事な姿勢である。自分の至らなさを許せと言って首相の返答間違いは偽証という感覚は、残念ながら説得力はない。

 これで何か月費やしたのだろうか?安倍首相憎しで共同戦線を張ったマスコミ、確かに世論調査という結果では大幅に支持率を減らすことが出来た。今解散総選挙すればと考えているのだろうが、その対抗軸となるべき民進党は、既に政権を担う政党にあらずという感じである。

 

 しかし、民主党が政権に付いた時に輝いていたあの各議員の姿はもうない。言うなれば信頼していた肉親に裏切られたという近親憎悪の思いしかわいてこない。あれだけ期待され大きなことを言っていた割には何も成し遂げず中途半端に下野した政党が、名前を変えただけで信頼感を取り戻せるとは思わない。更にそこで大見得を切っていた議員が綺麗ごとで与党批判する姿は、もうすでに政権を取り戻そうという気概がないように見える。

 あれだけ輝いていた姿は張りぼてで今の権力楯突く姿を見せておけば取りあえず仕事を果たしたのだという考えが丸見えである。

 ということで、マスコミは、自民党内の下剋上を願っているようだが、一時マスコミが担ぎ上げようとした石破氏は、何故か引きこもり状態になり自民党内での反乱は無いようで、その代わりと言っては何だが、一時小池都政を批判していた舌鋒は鈍くなりはじめ、どうやら小池都知事が全国区になることを願っているようだが、小池都知事もオリンピックを控えているのに都知事を辞めたら国民の非難はどれだけあるのかお分かりのようで余り国政に言及しない。

 ということでもし安倍政権が退陣するとしても次も自民党政権が続きそうな状況であるため、マスコミも中途半端感が丸見えである。

 

 北朝鮮のミサイル発射実験も行われるようであり、もし、そのミサイルが領海内に着弾したら果たして日本はどう対応するのか依然不透明なまま推移している。直ぐに反撃をするような雰囲気でもなく。アメリカもどう動くかトランプの考え次第ということで不透明である。

 もしもなのだが、ロシアゲートと呼ばれそうなトランプ政権の危機が迫れば、その追及の矛先を鈍らせるために北朝鮮への攻撃というのがあるのかもしれない。その大義名分に北朝鮮のミサイルがアメリカ本土を攻撃できる性能を持っていると明らかにする必要がある。

 つい先日アメリカ軍の関係者が、北朝鮮のミサイルはICBMだと発言していた。補足としてまだ射程距離は足りないが付いていたが。これは、北朝鮮への攻撃はまだ時期尚早だが、開発が進めばありうるということだろう。

 もし、北朝鮮の核開発と並行してミサイル開発が進めば何時かは可能な技術なのは間違いない。その所まで来ている。ICBMが開発されたのは米ソ冷戦時代である。50年前の技術でできたことが今の時代でできないことは無い。いつまでも昔の北朝鮮でいるはずもなく、既に大変な技術がいる時代は過ぎてしまった。

 という訳で、日本のお隣で起きていることを他所眼に日本国内の問題で日本を混乱させているマスコミは果たしてどちらの味方をしているのだろうと思う。