光陰矢の如しと申しましょうか、時間はあっという間に過ぎ去っていきます。その過ぎ去る1秒1秒に人間の歴史が存在しているとも言える。
で結果は、自公の大勝利と民主の大敗北。
正直、予想の範囲外でした。私の住んでいる選挙区は、北海道です。結果は民主優勢で終わりました。その通り、私の周りでは小泉自民党の批判的な意見が強く、雰囲気も自民圧勝など想像も出来ませんでした。
では、なぜ北海道と全国で選挙の結果が違ったのか。私的見解ですが、中央への反発精神が強かったと言うことではないでしょうか。
北海道は、日本の最北に位置し、明治以降の開拓者が原野を切り開いて作り上げた土地柄です。(先住民のアイヌの人たちを無視するつもりはありません)
明治からの開拓者は、いわば日本国に捨てられた身だったともいえるでしょう。確かに公共事業は、北海道経済を支えていますが、その公共事業に使われる資金は、所詮、中央からやってきてまた中央に帰るものなのです。その行き帰りに僅かに落ちるお金が実際に道民の懐に入るだけであって、本当に道民の暮らしや心が豊かになることは無いという事を道民は既に気付いているとも言えます。
現在の道民が、開拓者の精神を全て受け継いでいるとは考えられませんが、子孫や地域に受け継がれた政治風土で育ってきた子供達がその気概を受け継いでいるのだと思います。
小泉首相が、今回の選挙で北海道へ来て言った言葉の中に、「道州制」というのがありました。これだけは、本当に実現して欲しい事の一つです。
今回私は、小泉首相に批判的な言葉を書き虫がいいと思いますが、是非とも実現してほしい政策の一つです。中央に依存しない「ムネオ的バラマキ政治」と決別できる絶好のチャンスであると思います。そうしない限り、いつまでも都合のいい女で終わってしまうでしょう。