時間

今この瞬間を流れる時を計る単位。即ち時間は、知っている人は知っている、知らない人は知らないだろう。これは当たり前。

 1秒の単位は、現在、セシウムを使った原子時計で決められている。
 
---セシウムに電磁波を加えると励起する。その周波数が1秒を決めている。もう少し話を長くすれば、セシウムが励起する電波の周波数は一つしかない。その周波数は、91億9263万1770Hzである。Hzであるので、1秒間に91億9263万1770回振動している。だからこの周波数の電波が、1秒間にこの回数振動する時間が1秒なのである。---

しかし、私の1秒と、あなたの1秒は違う。私とあなたが並んで立ち。外から第3者が時間を計れば同じ1秒なのだけれど、人間個々がもつ時間の感覚は異なっている。

 また、同じ自分自身でも、その時々で時間の感覚は異なっている。例として、オリンピックの100m走を真剣に見つめている10秒と何も考えずにいる10秒は同じと思えないはずである。

 人間に与えられた時間は、平等である。それをどのように使うかは個人の自由である。無駄に使っても有意義に使っても同じく一日は終わり、次の日はやってくる。
 1秒前の時間は、実在する自分の直ぐ隣にあるはずなのに戻ることは出来ないのである。

 6月10日 は時の記念日です。気の早い感想でした。