投票日

今日は、投票日である。朝用事があったので、投票所が開く7時に行くと既に行列ができていた。いつもはそれよりも遅く行くので並んだことは無い。
 これだけから今回の投票率がどうのこうの言うわけではなく、7時開始と書かれていれば7時前に来る人達がきているのだなと思う。

 極めて几帳面で勤勉な人達が並んでいる、これが日本人の象徴だった世代の人が並んでいるのだと考えた。

 今日は、晴れ間がのぞき、絶好の海日和かも知れず、行楽の人が大勢が移動しているはずである。

 或いは、別な考えとしては、このような平穏な日々を迎えるのも、日本と言う国が曲りなりにも国として機能してきたことの証しかもしれない。それこそが日本国民が望んできた平和である。
 もしかしたら、どの政党が日本の舵取りをしてきたとしても変わらなかったかもしれないのだなと思う。そして自民党が、主に戦後の日本の政治を担ってきたことは結果として今の日本があるのである。

 例えば、社会党や、共産党、さらに公明党が第1党だったらとしたらと考えるが、それでもやはり別な日本は存在しなく、更に言えばどの党も、戦後日本の第1党には決してなりえない政党だったと思う。

 やはり、あくまで日本の主流は保守主義であり、多くの国民は現状を大きく変えることを望まないはずである。現実問題として、明日から急に社会主義国家になっても困るからである。

 そこで大衆から支持されたのが、保守でもあり革新でもある自民党が受け入れられた要因であったはずである。そこに対抗馬としての民主党が出てきてはじめて国民が選択しうる何でもある政党が出てきたともいえる。

 きっと大衆の多くは、保守的で自分の生活が大きく変わらない、ある意味明日も同じ日が来ることを望んでいる。

 今回の、国民の判断はまだ出ていないが、自民党が全てではないし、それが参議院の選挙の結果だけで日本の政治が大きく変わることは無い。