寒い朝

今日の朝は冷え込んだ。マイナス10度位にはなったのではなかろうか。今年一番の冷え込みであるとTVで言っていたが、今年の一番は、当然1,2月の冷え込みが一番だろう。これは今冬一番が正解。

 ところで消費税を上げるという声が与党から上がっている。
 
 確かに日本の財政が破綻した場合、国民生活が困窮するのは目に見えている。それをしないようにするのが政府の役目だから、破綻しないように借金を返していかなければならない。
 
 しかし、今のやり方を改善しないで増えた支出を年貢のように国民から巻き上げるのは如何な物だろうか。これでは支出が増えればまた消費税をアップするというそれの繰り返しに陥る恐れがある。

 いつか両者がギブアップしてジエンドとなる。まるでチキンレースである。

 ではどちらが歩み寄るかということだが、これは政府と国民がお互い歩み寄る必要がある。例えば、政府が歳出の見直しをし、無駄をなくす仕組みを作ったうえで足りない分を消費税で補うというのが本筋だろう。

 しかし、今の与党は、国土交通大臣の発現にあるように、予算の見直しをするどころか今の予算でも足りないとのたまわっている。ハナから無駄な予算を返上しようとは露も考えていないのである。

 これではいくら医療福祉のために使うという目的税であったとしても、今度はその方面の予算が厳しくなれば更に消費税を上げることになる。また、今までの医療福祉に使われていた予算は自動的に他の省庁の奪い合いにより減量するどころか焼け太りになってしまうだろう。

 自分の結論は、まず無駄を省くシステムを早急に作ることである。この部分は官僚とは独立した組織とし、更に予算にかかわる部分は不当な行為があれば刑事告発できるような力を与えるべきであろう。その予算がその機構による削減額と同程度になってもかまわない。官僚に自由にお金を使わせることを抑止するということが大切である。

 そういった仕組みを作らずにただ消費税を上げる論議をするなら盗人に追い銭である。

 今後、自民党が消費税論議をする際そのような話が出なければ先はないだろう。