今年のJ1を予想する。

開幕まで50日となり、そろそろ選手たちも新しいシーズンに向け活動を開始していることだろう。

今年J1に久しぶりに復帰した札幌も、明日サポータのためのキックオフイベントがドームで開かれる。きっと期待を込めて例年以上の人出でにぎわうのだろう。


J1のチームは、北は札幌から南は大分までの18チームである。
札幌:コンサドーレ札幌
鹿島:鹿島アントラーズ
浦和:浦和レッドダイヤモンズ
大宮:大宮アルディージャ
千葉:ジェフユナイテッド市原・千葉
柏:柏レイソル
F東京:FC東京
東京V:東京ヴェルディ
川崎:川崎フロンターレ
横浜FM:横浜Fマリノス
新潟:アルビレックス新潟
清水:清水エスパルス
磐田:ジュビロ磐田
名古屋:名古屋グランパス
京都:京都サンガ
G大阪:ガンバ大阪
V神戸:ヴィッセル神戸
大分:大分トリニータ

これを去年の成績と補強の程度でざっとグループわけをすると

上位グループ:
鹿島、浦和、G大阪、川崎
中位グループ:
横浜FM、清水、磐田、柏
中下位グループ:
新潟、名古屋、V神戸
下位グループ:
札幌、大宮、千葉、F東京、東京V、京都S、大分


今年の札幌は、降格を防ぐことが最大の目標であるから、中下位、下位グループが当面のライバルとなる。
下位グループとしてあげたチームは、実力的には中下位グループとそれほど差が無く、中位グループとの差は左程ないと思われるが、去年の成績と今年の補強具合、そして当然去年J2を戦った3チームは、J1の戦いは、1年振りということでここに入れた。

更に降格争いをこの中から選ぶとすれば、ここに入れるのは残念なのだが、札幌が断トツだろう。更に主力が流失著しい千葉がその次に上げられる。その次は、効果的な補強ができなかった大宮、大分、フッキが抜けた東京V、去年のメンバーと余り変わらない京都ということになる。本当は、ここにF東京も入るのだろうが、ここはシーズン中の補強もできる資金力があるため降格しそうにない、更に、東京V、京都もいざとなれば大胆な補強ができるだろうし、大分は、シャムスカという指揮官が居るのが強みである。
そうなると、札幌、千葉、大宮が最有力候補となるのは間違いないところである。千葉などは選手が抜けたと同時に、新監督が指揮をとるという難しさが際立っている。その点札幌は、指揮官は去年と同じ三浦監督なので少し心強いものがある。

後は、その上のグループからどのチームが落ちてくるかということになるが、余程のことが無い限り落ちてはこないだろう。強いてあげれば、監督が変わった名古屋と、選手の世代交代が上手く行っているとは言えない磐田辺りがもしかしたら落ちてくるかもしれないと思うが、それは無いだろう。

残る予想は、優勝争いであるが、上位4強から間違いなく出るだろう。更に絞り込めば、浦和が優勝候補No.1なのは間違いない。間違うことがあるとすれば、主力が代表戦にも呼ばれ、ACLに出場しなければならないというハンディがあるが、あれだけの選手たちを上手く使えば難なくそれはクリアできると思われる。それができないとしたら、監督の問題だろう。

開幕前ということで、勝手な予想であるが、正直言えば、札幌はこの下馬評を覆して欲しいところである。選手個々の力は、他のJ1のチームと比べ見劣りするが、そこをチーム能力でカバーして欲しい。それしか無いともいえる。

明日、J1仕様の選手たちを目の前で見れることが楽しみである。