年度末

昨日の夜の雨は、いつの間にか雪に変わっていたようだ。窓の外は、白い世界が広がっている。朝なのにもう夕暮れ時の景色が広がっている。

 
 年度末は忙しい。連日夜遅くまで作業をしないと間に合わない。更に4月の医療改正の全貌が明らかになるのが3月中頃というのはいくらなんでも遅すぎる。せめて年初めには中身が99%決まっていないとと思うのはこちら側の言い分で、厚生労働省は、充分間に合うと思っているのだろう。

 医療制度改革のたびに踊らされている大多数の国民にとっていい迷惑である。

 そして、特定健診制度が4月から始まるのだけれど、中々末端まで情報が降りてこない。この制度も考えは立派だが、実務段階でどう行うかの検討が成されないままの見切り発車に近い。
 実際にこの制度が起動に乗るのは来年だろう。それは断言できる。仏作って魂入れずということだろう。

 このままの医療制度改革を行っていくことは、国民には幸せなことではない。小泉元首相が言っていた、骨太の方針は何処へ?骨抜きの改革では、ちょっとの横揺れで崩壊してしまうと思うのだが、それも考慮のうち?

 国民の医療制度は、この先厚生労働省主導では立ち行かなくなるだろう。可能なら国は、お目付け役だけを行い、医療制度は、病院、医院の医療を提供する側、医療の提供を受ける国民、支払い業務を代行する団体の三者で外枠を決めていくことが効率的になるのではないだろうか。

 そうすれば、日本全体の効率的な病院の配分など上手くできるのではないだろうか。

 何ていう改革は将来も見込めそうに無いところがだめなところだろう。