寒い朝

まだ外は暗く、ひっそりとしている。それでも東の空は少し明るくなっているのは見える。 外に出ると寒さが身にしみる。これが本当の北海道の冬である。ちょっと暖かくなったからといって油断すると体を壊してしまう原因になる。インフルエンザもはやっている事だし、用心するに越した事はない。 不景気の時は、本当に困ったものである。この先の不安を見越し消費を抑えるとそれだけで全ての経済活動がとまってしまうことになる。 皆がそれぞれ少しずつ物を買い始めればこの不景気も収まるのだが、世界中の皆が同時に同じ行動を取ることで景気が悪化する。  だから、政府が幾らお金をばら撒くといっても、その政府の信頼度が低いとその言葉が信じられなくなるらしい。そうなれば暴動が起こるのも必死である。 だから、世界中の国が今息を潜めている状況にあるのだろう。 この不景気を納めるには、国民が動かなければならない。まず最初に行わなければならないのは、不景気な話題をマスコミはこれ以上流さない事である。 最近の新聞は、悪戯に各社のリストラの情報を一面に持ってこすぎである。皆すでに情勢が厳しいのであるから、扇情的な記事は控えるべきである。 国民の不安を掻き立てて消費意欲を低下させて一層の不景気風を呼び込んでいる。こんな時は報道は抑え目にし、景気の良い話をして少しでも先の不安を取り除くべきである。 ということで少し自分も不景気な話題はしないようにしようと思う。