国の借金

 相も変わらずの曇り空。まともな青空はここの所拝んでいない。今週末はついに8月に入ってしまうがこの先の天候はどうなるのだろう。そろそろ北海道の農作物の生育も心配になる。

 今日のTVのニュースで、自民党の閣僚が民主党の政策を非難していた。しかし、自民党も選挙時の甘い公約は同じで、年金問題にしろ、公務員改革にしろやるやると言いながら結局は従来通りか少し変えたくらいであり、その反省の弁は無いのかと言いたいところである。

 ここはやはり、現実的な政策討論を行うべきなのだろう。更に自民党としては、今まで公約してきたことがどの程度実現でき、財政がこの20年余りの間に国の借金がどのくらい増えたのか、そしてどうやって返していくのか答えて欲しい。

 そして同様に、民主党には、政権を取った場合に、財政をどう立て直すのか、国民の借金をどう減らしていくのか答えて欲しい。

 国の借金は、今のところ1100兆円余りある。確かに金利を払っていければ直ぐに破産するとはいえない。現にそうする事で赤字国債を発行してきたわけである。今は、低金利の影響で、国債金利も年1%台である。1%台といっても1100兆円も借金があれば、毎年十何兆円を返して行く必要がある。

 サラ金と同じで、返すのに必死な自転車操業状態である。幾ら返しても返せなければ元本は減っていかず更に追加でお金を借りているので、まだ更に返すお金が増えている状態である。

 自民党に対しては、良くもまあこれ程借金をこさえたなあと、民主党に対してはこれだけの借金を抱えながらばら撒きの公約は可能なのかと思う。

 いつかは国民が税金として返すか、更に国として破産宣告をして借金を整理するときが来るだろう。そうなった場合今の暮らしはしていけないだろう。