自然災害

 曇り。この先晴れるらしいが今は曇り。比較的涼しさを感じる。

引用 日経ネット(http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090811AT1G1101311082009.html

 静岡で震度6弱、6人の負傷者確認

 11日午前5時7分ごろ、静岡県を中心に強い地震があり、同県中部や西部、伊豆地方で震度6弱を観測した。同県東部でも震度5強、東京23区などでも震度4を観測した。この地震気象庁は伊豆諸島と静岡県沿岸に津波注意報を発令した。静岡県によると、午前7時現在で6人の負傷者を確認した。

 早朝、伊豆東海地方で震度6弱地震があった。この長雨で地盤が緩んでいる可能性があるので二次災害が心配である。

 梅雨が明けず、台風が接近し、更に地震という、ある意味自然の猛威に人間の弱さと言うものがあからさまになった状況である。

 幾ら川に堤防を作り山にダムをつくろうとも容易に川は氾濫し人を飲み込む。本州の住宅地で驚くのは、川沿いに堤防の直ぐ傍に住宅密集地があり、更に山の斜面に住宅が、そして崖下に住宅がと言う光景が普通に見られることだ。

 昔なら家を建てないだろうと思われる沢地を埋め立てたり、山の斜面を削って造成して宅地を作るなど、自然の力を軽く見ている節がある。

 永年の人の暮らしの中で、自然災害の多い土地は自然と家を建たなかったはずが、その土地のことを知らない業者が入り込みドンドン土地を造成する。そのため今まで安心だった土地も山が削られなくなったために地面にしみこまない水が住宅地にまで溢れてしまうという現象を生んでしまった。

 これは自然災害というより、自然の力を軽視した人災と言うのに近いかもしれない。古い町の中心地は宅地開発により空洞化し、本当は家を建てても安心な土地に家が建つことなく空き家と空き地が増えていくというねじれ現象まで起きているのだ。

 人間の身勝手さと学習能力の無さは、自然と付き合う上でプラスにはならないのは、今までの歴史が証明している。そういったことを防ぐために国民の自治組織としての政府があるのだが、この機能が上手く働かないところに問題がある。

 今後来ると思われる、関東大震災レベルの地震に対して、確かに耐震構造は法律上厳格になったが、耐震偽装のように地震が来ないと侮って手を抜く輩が必ず出てくる。そうなれば水も漏らさぬ対応をとってもそこから破綻してしまう。

 関東、東海が今後明らかに大地震が想定されるのだから、そこに住んでいる人たちは、日本の田舎に移住すべきだろう。北海道にも空いた土地が沢山存在する。何時来るかもしれない地震に怯えるより安心して暮らせるところで暮らすほうがどれだけ幸せか。まあそれでも北海道の冬は初めての人には少し厳しいかもしれないけれど。