政治と金

 快晴。朝日がまぶしい。秋晴れの日が続くが、寒さはより感じるようになってきた。今日のような晴れの日でも日中の数時間しか上着なしでは過ごせない時期になってきている。

 総選挙が終わり、民主党政権が誕生して一月以上が経過しそろそろ民主党の暗部が表に出始めた。

引用 読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090930-OYT1T00923.htm?from=navr
 政治活動費でキャバクラ代、首相「襟正せ」
 鳩山首相は30日夕、民主党議員の政治団体が女性従業員らに接客される「キャバクラ」などへの支出を政治活動費として計上していたとの一部報道について、「法的にどうかという議論以上に襟を正してもらいたい。それぞれの議員が国民に事情を説明して、理解をいただくことに尽きる」と述べ、各議員が説明責任を果たすべきだとの考えを示した。

  • -

 確かに政治資金活動費でキャバクラ接待は、余り趣味がよろしくない。どうして政治家は、こういう費用をケチるのだろうか?甚だ疑問である。自分のお金で処理すれば何も問題ないはず。
 ただ、議員自らこの会合には出ていないと言うのだから、議員秘書が幹事役をやり、その場合は議員秘書が自腹を切ることは無いだろうから、自然と政治資金から支出と言う事になるのだろうし、接待を受ける方も非常識と言うしかない。

 今回の政治資金報告書は、政権交代前の実績である。と言う事は、野党時代からそうだったというわけで、政権党でないから好き勝手にやっていたと思われる。この度晴れて、与党になった途端、暴かれるとは思っても見なかったネタで報道されさぞかし慌てている事だろう。

 国会議員は清廉潔白であれなどとは、国民は望んでいない。どこかに駆け引きがありそれを上手く使いこなすのが政治家として有能と言う事である。それが出来なければ、政治家にはなるべきではない。
 ただし、国民の見えるところでは清廉潔白の振りをして欲しいと思っているのである。例えば今回のキャバクラ代も表向きは、自分の懐から出せばそれで済むこと。それ以外に、色々な名目で国民からの税金を使っているのだから、その位は格好をつけろよと言いたいのである。

 国会議員の政治資金報告書は、驚くほど自分の金を使わないでせこくやっているかの報告でもある。その自分の金を使わないで税金で何とかしようと言う気持ちが政治家を小さく見せてしまうのである。
 
 政治と金の問題は、これからも課題としてついて回るのだろう。