ちり

 晴れ、空気は澄んでいる。気温は午前6時頃で1度だった。もう4月も半ばに来て、そろそろ桜も蕾を開かせる準備をしている頃である。しかし、この寒さが続けば5月の連休に咲くかどうか判らない。

 インターネット上での人の批判は簡単である。名前がでないことでその度合いは過激さを増す事になる。

 それは、まさしく不満の捌け口であり、ゴミ溜めに吐く痰と一緒である。救いようが無い。

 そんな文章を目の当たりにすると、直ちに顔をそむけるしか方法がない。そういった情報が、このインターネットの世界にはごまんと存在するのである。

 

 この先この世界が滅ばない限り、デジタル信号に変えられてたテキストは、宇宙空間に浮かぶデブリスのようでもある。

 チリも積もれば、先を見通すことは出来ない。宇宙にブラックホールがあるようにインターネットにもその様な仕組みが存在すれば、そのチリはいつの間にかそこに吸収されこの世から消え去る事になるのだろう。

 果たしてインターネットには、そういう仕組が存在するのだろうか?