ニュースは生もの

 曇り、気温は低めである。ただ4月と比べれば温度は上がっているのだが、体が順応したためこの気温でも暖かく感じないのだろう。

 ニュースは、生もので、昨日書こうと思ったことは、既に過去のもので、今書くには及ばなくなっている。

 それが既存のマスコミにも言えることで、書こうと思うことが既に古臭いものになれば、既に紙面に載ることはない。

 新鮮さを競うなら新聞よりネットだろうし、その点で言えば週刊誌など1週間後の未来も併せ持って記事にしなければならないので、1週間鮮度が保てるものを記事にしなければならないと言う苦労があるだろう。だから何も書くものがないときに、良く今年の10大ニュースなどという特集を組むのだろう。

 口蹄疫の問題、辺野古の問題もそろそろマスコミ的には賞味期限が切れてきた感がある。口蹄疫の問題などは、放送することで風評被害を生みかねないため、徐々にその報道の感度が下がっている。

 また、沖縄普天間の問題も、辺野古沖と言う一応の結論が出たため徐々にその情報としての鮮度が低下したため、放送されにくく成って来ている。

 更に、今終わったばかりの事業仕分けの報道も一度同じ光景を見たというデジャヴュのようなもので見るものにインパクトを与え無くなっている。

 この辺り政府も、きちんとフォローしなければ、選挙対策としてマイナスになるだろう。

 実際にこの事業仕分けが本当に有効なのか無効なのか、そしてまだ第1弾のの仕分けが実際に行われたのか行われなかったのかの報道が無い。これが実行に移されるられないが政府に対する国民の信頼を上下させることは間違いない。

 ただこれだけで終わるなら、ダダの見世物であって、それに今後も付き合うバカはそう居ないだろう。

 いつの間にか消え去る話題も、何かの拍子にまたもや表舞台に登場することがある。まさに生物が賞味切れ前に乾物に加工され食卓に再登場するということである。