サッカー準決勝

 曇り、先週と打って変わって今週は雲の多い天気が続いている。時折雨が降るぐずついた天気とも言えるだろう。気温も低めで湿度も高い。

 ドイツ対スペイン 予想を裏切りスペインが勝ち上がった。この連戦でドイツ選手の動きが悪かったように思える。それに比べてスペインのよく走るパスそしてトラップの見事さが浮き彫りに成った。

 何故自分がドイツ有利と思っていたかというと、やはりここぞというときのゴール前の守備であった。それを突破するのはスペインならずとも難しいだろうと思ったからである。

 それは、絶好調のドイツ相手ならというものであったが、あれだけパスを見事に通されては、攻撃になかなか移りにくく、更に中盤では、スペインの守備の網に絡め取られ中々スピードに乗った攻撃がドイツは出来なかった。

 このような選手の中で日本人選手が入って機能するだろうかという、何と言うか世界のレベルの高さを感じた。

 このW杯後に日本人選手の移籍が決まり始めたが、前回、前々回のW杯の後に続々と日本人選手が移籍したが、必ずしも好成績を上げることは出来なかった。

 世界のトップレベルのチームで活躍するには、やはり他より抜きん出た能力を見せなければ試合に出ることはままならない。

 更に移籍して直ぐに好結果を残さなければ、直ぐにでもベンチ入りすることは叶わなくなる。そして一年はあっという間に経ってしまう。その辺りの見極めを如何に早くするかがその選手のサッカー人生に大いに関わってくるだろう。

 今回日本は、ベスト16という好成績を収めたが、決して世界に誇れるプレーをしたわけではない。上手く戦って勝ち残ったというのが世界の評価だろう。

 これが、見せるプレーで勝ち上がるようになれば、その国で行われているプロサッカーリーグの評価は上がり、そのリーグでプレーしたいと思う外国人選手が増えるだろう。

 今のJリーグの外国人選手は、助っ人というか育成というか、中途半端なリーグになってしまっている。

 もし助っ人というなら、世界の元一流選手を連れてきた、黎明期の頃に戻って欲しい。そういった雰囲気を今後作り上げれるような環境づくりがサッカー協会に求められているのだろう。