変化は吉

 今日もクソ蒸し暑いという言葉が似合う天気である。5時に起き走ったのだが、その時に既に外気温は20度を超えていた。爽やかな風は吹かず、湿り気を帯びた風が体を吹き抜ける。


 民主党の代表戦は、菅対小沢の一騎打ちとなるようだ。これも日本が再生する産みの苦しみなら納得するが、ただのコップの中の嵐ならアホとしか言いようがない。

 民主党も、鳩山を含めた3人を早々に退陣させなければ党としてジリ貧に成るのは眼に見えている。

 ここで若手と呼ばれる人が立てばそれなりに党が活性化するだろうが、それ程勇気のある若手と呼ばれるオヤジは存在しないようだ。若手と呼ばれる人間が50,60では立ちゆかない。

 思い切り世代交代するのも吉とするべきかな。ただし、日本を再生できるようなバイタリティのある人間は存在しそうにない。居るのは老害の一歩手前の人間ばかりである。

 だからといって他党にそういう生きの良い人間がいるかといえば、どこにそんな人間がいるかと返事が返ってくる状況だろう。

 頭は身軽で馬鹿が良いという理がある。例えば、アメリカで言えば、レーガン、ブッシュととりたてて頭脳明晰とは言えない人間が大統領になったがそれでもアメリカは機能していた。

 周りのスタッフが優秀であればそれなりの統治ができるという証明であるし、却って秀才が頭になれば周りのスタッフを使いこなすことが出来ないのだろ。

 

 ある意味前2者は、政治の天才だったのかもしれない。馬鹿と天才は紙一重とも言うから納得ではある。

 更に民主党が経済政策に有効な手立てがないため、円高、株安が続く。国として将来の安全性が認められての円高なのに、国内企業の株は、必ずしも信頼されていないのは不思議な状況である。円高の今のうちに手持ちの株を売り払う外国人が多いのだろう。更に売られて底に行くまでの間に利益を回収しようとする追随者が多いということでもある。これも何時かは底につくだろう。底が抜けることは無いだろうから、また株は上がるのは間違いない。その底を見極めれば利益を得るのは簡単である。

 だから、円高株安の間に利益を得た投資家或いは企業は、積極的にM&Aを目指すのが普通である。ここで如何に優良な企業を買収が出来るかが、将来の日本の糧になる。

 だから中国ではないが、日本が国として優良企業を買収することが可能であればそうすべきだが、買収した後の扱いが複雑である。

 ならば日銀が企業の買収のための資金を提供するというウルトラCを繰り出せば、円高対策にも成るのではないだろうか。それが法律上可能かどうかは良く判らない。これが素人の限界でもある。