サフォークランド士別ハーフマラソン

 曇り、予報では、日中一時的に晴れるらしいが、その後また曇の予報になっている。

 
 昨日は、予定通り「士別マラソン」を走ってきた。

 7月から高速が無料化に成り、士別まで二時間半でついてしまい予想より30分早かった。その朝の早い時間でも相当数の車が走っており、高速と並走する国道40号線には車の影が見られない状態だった。
 
 それにしても高速は、旭川を過ぎてから一車線に成るのだが、乱暴な運転をする車が多い。その極端な例が追い越し車線の強引な割り込みである。その先直ぐに一車線に成り追い越しできなくて長い列が続いているのに無理をして先を急ごうとする。
 更に悪いことに、前が詰まっていないのに制限速度以下で走る車が少数いる。そのため後続が詰まり余計他の車の乱暴運転を助長する。これは、永遠の課題だろう。

 話は、士別マラソンに戻るが、昨日は、出発時の朝は寒さを感じるほど気温が低い曇り空であった。このまま曇りであれば、楽なレースが出来ると思っていたのだが、その期待と裏腹に午前九時頃には、空は快晴となってしまった。気温もそれと同時に見る見る上がり、スタート時点では二五度の気温となってしまった。

 まあこの程度の気温は、最初から予定通りだった。それと同時に最初から時間勝負ではなくゆっくりペースで完走狙いに切り替えることにした。ただ、この気温でも二時間は切りたいなと心の中で考えていた。

 午前10時にハーフのスタートがあり、多くの選手の中を自分のペースで走る。沿道には多くの人の応援があったことは、選手にとって大きな励みに成る。そしてこの暑さの中お年寄りが日向で応援してくれる様は、本当にありがたかったが、熱中症にならないでねと自分の事は置いといて思ってしまった。

 レースは、10kmのコースを凡そ二周する。スタートから2km位のところにダラダラとした坂があり、このコースの一つの難所である。二周するので当然この坂を二度登らななければならないので、この坂を如何に上手く登るかが肝である。この坂を歩いてしまうようなら既に記録は難しい。
 
 しかし、このコースの利点は、周回コースということで距離が掴みやすいというメリットがある。二周目に入ると、一度走った景色を見ながら残りの距離を想像することに成る。
 
 前半の一周目は、普段朝に走っている距離なので、比較的楽に走り終えることができたが、やはり炎天下のレースで実は相当消耗していたらしい。二周目の坂は歩かずに登り切ることが精一杯で足が止まりそうになってしまった。
 その坂を登り切ると緩い下り坂だが、既に体力の限界が迫ってきた。足の太ももふくら脛は何時つっても不思議でな無い感じになりはじめた。

 このままでは、歩いてしまうと感じたので、歩幅を狭め足を地面に叩きつける走りにすることにした。丁度足踏みをしながら走っているようなものである。それでも前に進むので歩くよりは速く進むことができる。
 
 あの暑い中、給水所では中学生が懸命に水のコップを渡してくれて本当にありがたかった。更に沿道からの熱い応援には、体を前に進ませる勇気を貰った。
 都会で行われるマラソンが劣るわけではないのだが、士別の人たちの暖かい思いが伝わる大会であった。

 記録は、歩かずに完走できたが僅かに2時間を切ることが出来なかった。これもやはり練習量が不足しているの一言に尽きる結果になってしまった。
 
 それでもまた来年もこの大会に戻ってきたい。士別市の皆さん本当に感謝です。