霧雨が降っている。明け方は少し強く降った雨も上がりかけており、このまま予報では晴れになるらしい。更には、気温も30度近く行くらしい。
引用 毎日新聞(http://mainichi.jp/select/science/news/20100907ddm001040081000c.html)
新耐性菌:インドで感染か 渡航歴あり すでに治癒、退院
ほとんどの抗生物質が効かない新しい耐性菌の遺伝子「NDM1」が、独協医大病院(栃木県壬生町、北島敏光病院長)の入院患者から検出された問題で、インドで感染した可能性が高いことが分かった。患者は退院して現在は保菌しておらず、病院は「院内感染を含めて感染拡大は防止できた」としている。
この件、昨年の5月の話である。
さて、報道機関は、慌ててこの報道を繰り広げているが、その報道に何の意味があるのかわかって報道しているところはない。
まず第一に普通一般の健康な人には、多剤耐性大腸菌では症状を引き起こさない。しかし、健康でない人に対しては、この菌が体内で異常増殖しその毒素により症状を引き起こす。
一般人が注意しなければならないのは慌てないということである。そして、余程のことが無い限り健康な人は病院に出入しない或いは控えるということである。
入院患者へのお見舞いなどあるかもしれないが、一般論的に言えば入院病棟には、立ち入らないようにすべきだろう。
そうでなければいくら医療関係者が清潔に保ったとしてもそこから入り込む可能性が高いからである。
このような場合の対処方法としては、病人に菌を近づけないことが重要でそれしか予防策はない。医療関係者を含めてその認識が甘い。自分さえ大丈夫は、他人を犠牲にすることと同意である。病院は病気を治療するところで社交場ではない。
医療関係者も手洗いは重要だし、清潔にすることは非常に大切である。今後、日本全国に広まるのは確実で、病院にそれに罹患した患者が集まってくる。それは大学病院の様な大きな病院ほど集まってくるわけである。
報道機関は、医療機関を生け贄にするのではなく共同してこの件に当ることを切に願う。パニックを引き起こすだけ引き起こして跡は尻拭いをしないことだけは決してしないで欲しい。