鳩山さんらしい発言

 晴れ、放射冷却現象のためか、気温はマイナス20度近く下がった。厳冬の名残りということだろう。

引用 時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011021400788

 

普天間移設「抑止力は方便」=鳩山氏発言に社民、沖縄反発

 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)移設をめぐり民主党鳩山由紀夫前首相が沖縄の地元紙などのインタビューで、同県名護市辺野古への移設を受け入れた理由として、在日米軍の抑止力を挙げたことを「方便だった」と述べたことが分かり、波紋を広げた。社民党福島瑞穂党首は14日、「怒りを感じている」などと鳩山氏を批判。沖縄でも反発の声が上がった。

 この人は、良く言えば育ちが良い、悪く言えば世間知らずである。自分の発言がどのような反響を呼ぶか、或いは自分がどの立位置に居るのかを知らずに発言を行う。

 それは、今まで自分の周りに世話を焼いてくれる人が居り、自分の発言にも代わりに責任をとってくれる人がいたないし、不穏当な発言も許容されてきたからであろう。

 誰も咎める人が居なく、発言を受け入れてくれる土壌が有って初めてあの人格が形成されたはず。もし、周りが敵だらけで生き抜く必要があれば、あのような発言はしない。

 良く言えば、あの人を総理大臣にしてしまったというのも日本人がそれでも国は成り立つと考えただけ、身近にいる民主党の議員全員が国の行く末に何の危機感を持っていなかったのだろう。

 ただし、発言が軽率なだけで、人が悪いわけではない。もしそばにいても迷惑を掛けるタイプではなさそうだし、金を持っていることから、何かあればお金を無心できる存在に違いない。きっとそうやって周りから上手く使われながらここまで来たのだろう。

 

 もしおしゃべりでなく無口だったら、立派な総理大臣に成ったのではないだろうか。少しおしゃべりなせいで考えも無しに発言してしまうタイプなのはよく分かるし、そのような人物は周りにも少なからず存在する。

 総理大臣は、人格も優れ、頼りになる人が自然となるのだろうと、錯覚していたのだろう。昔の総理大臣は、今のように情報が発達していなかったため、性格的に破綻していても立派な人に見えていたのだろう。

 そういう意味で、何でも情報が詮索され拾われる今の社会で、総理大臣に成るのも一苦労である。