曇り。湿度は高い。
引用 時事通信(http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011080900069)
NY株急落、634ドル安=10カ月ぶり低水準-米格下げ、景気懸念で
【ニューヨーク時事】週明け8日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急反落、前週末終値比634.76ドル(5.55%)安の1万0809.85ドルと昨年10月4日以来、約10カ月ぶりの低水準で終わった。金融危機の渦中にあった2008年12月1日(679.95ドル安)以来の大幅な下げで、下落幅は過去6番目。
リーマンショックを乗り越えたかに見えた経済も、ここに来て綻びが見えてきた。株式市場の動きも、目先の利益の確保を目的としたもので、みんなが動かずじっとしていれば危機的状況が回避できることが判っていても、自分だけが助かろうという動きが混乱に拍車を掛ける。
まさしく人間は、エゴイストである。
この先、このままの動きが続けば間違いなく世界経済は破綻する。どの国もどれ程の損失があるのかもわからないし、この先明らかに成ることは無い。
なぜなら今の経済は、実体のない架空の取引が風船のように膨らんだ状態だからである。風船のゴムが破裂する極限まで膨らむように、人間の欲望が姿を変えて具現化したものだ。
人間の欲望が破綻したと思えば、全て納得するはずなのに、その虜になった人間は、最後の最後まであがき続けるのだろう。
こうなれば何も持たない者の強みが出てくる。失うものが少なければ少ないほど何の影響も受けないはずである。少しの不安は起きるが自分の生活まで奪われるようなことは無いだろう。