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 雲の多い晴れ、気温はマイナス10度近く。

 
引用 毎日新聞(http://mainichi.jp/select/world/news/20110127ddm007030127000c.html) 

エジプト:当局、ツイッターを遮断
 【カイロ和田浩明】インターネットの簡易ブログ「ツイッター」の運営会社は26日、同社サイトへのアクセスがエジプトで遮断されていることを明らかにした。ツイッターはエジプトで25日発生した全国規模の反政府デモ参加者らが多数利用しており、オンラインでの情報交換を通じた抗議拡大を懸念する当局が措置したと見られる。

 今の若者は新聞、TVを読まない見ないと昨今言われている。ではどこから情報を仕入れるかと言えば、携帯を通じたネットであるらしい。
 
 今回のチュニジアに端を発する政治運動は、正しくインターネットがその影響力を発揮した。したり顔で解説してみるが、TV、新聞は、独裁国家においては政府にとって都合の良い情報媒体でしかない。
 
 また日本のような民主主義国家であっても、自然と情報にバイアスが掛かる。それは情報を選択する記者の技量であったり編集責任者の判断により、情報をふるいにかける、それは時として国民にとって必要な情報を遮断する手段として利用される場合もある。

 始めから情報がそうであるということを理解して情報に接する能力があれば問題ないが、それでも本当に必要となる情報がどこかの時点で遮断されていればそれは判断材料にもならないわけである。
 インターネット以前の時代は、まさしく都合の悪い情報は遮断されていたはずである。その遮断された情報は、多くの人に広める手段を持たなかった。

 しかし、今の時代はその些細な情報がインターネットを通じて世界に広まる可能性がある。その可能性がネットがここまで発達したことによって達成されたわけである。
 でもネットにある情報がすべて正しいとは限らない。それは情報の渦であり玉石混合の状態である。更にネットの中では時としてデマや情報操作も頻繁に起きている。

 今後、その大きな情報の流れがどのようになっていくか予断を許さない。上記のニュースのように、情報を国民に与えることを遮断する方法がとられることも起こりうるだろう。