長友選手と斉藤選手

 快晴である。それとともに気温もマイナス20度近くに下がっている。非常にシバレル朝である。

 
引用 報知新聞(http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20110201-OHT1T00309.htm) 

長友、インテルへ…5年8億円で完全移籍

 日本代表MF長友佑都(24)が、クラブW杯覇者でイタリア1部リーグ・セリエA5連覇中の世界的名門クラブのインテルと、事実上の完全移籍で異例の5年契約を結んだことが1日、明らかになった。移籍金は700万ユーロ(約8億円)で年俸は200万ユーロ(約2億2600万円)という破格の条件。ビッグクラブへ電撃移籍し、2014年W杯ブラジル大会には世界最強の一員として乗り込む。

 昨日のニュースで一番の驚きはこれだろう。セリエAのビッグクラブに日本人選手が入団するのは、中田氏以来である。そしてそれよりもはるかに名門である。

 しかし、日本の話題は、

引用 報知新聞(http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/

佑にダルが“宣戦布告”「裏の顔暴く」…日本ハム
 ◆日本ハム・名護キャンプ(1日) ドラフト1位・斎藤佑樹投手(22)が1日、沖縄・名護でキャンプインした。56社423人の大報道陣と観衆800人が集結する中、背番号18の新しいユニホーム姿を初披露した。

 朝のニュースも斉藤選手の話題が独占し、長友選手の話題には触れられなかった。中田氏の場合でも、もっと話題が取り上げられていたはず。

 それが日本という国の軽さでもあるのだろう。TV番組を作る人たちが軽佻浮薄を基本としているため、自分たちが話題性があると思ったものをこぞって追いかける。その人気が本当でないとしても自分たちが追いかければ話題となると信じて突っ走っている感がある。

 マスコミが持て囃すほど、周りは冷静だし、まだ何の実績を持っていない新人に多くの期待を持っている人はいない。更に言えば、斉藤選手がこれだけ持ち上げられ結果を残せなかった時の潮が引くような逃げ足の速さに驚くことだろう。

 しかし、斉藤選手は、本人が言うように何か持っていることは確かである。これだけマスコミにちやほやされながらも冷静に応対し、更に笑顔を絶やさない。今までの同じような新人選手と比べればけた違いである。
 
 これで一軍で結果を残せば大投手間違いなしだろう。もし残せなくとも他の分野で活躍できることは間違いなしだろう。それ程の逸材である。

 しかし、毎年のことながらこの時期、野球を取り上げ情報を流すマスコミは、そろそろその伝統から脱しないと生き残れないことに気づくべきだろう。いくらスター選手を作り上げて自分たちの仕事を増やそうとしても、作り上げた途端、使い捨てては、粗製乱造と言わざる負えない。