キセノン

 晴れ、空にはうろこ雲が天の川のように横たわっている。今朝は霜が降りたようで落ち葉が白く光っている。気温は零度に近い。

引用 毎日新聞(http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20111104ddm001040037000c.html) 

東日本大震災:福島2号機、キセノン検出 臨界なし、自発核分裂−−東電分析

 東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、核分裂によって生じる放射性のキセノン135などがごく微量検出された問題で、東電は3日、中性子が当たらなくても単発で起きる「自発核分裂」でキセノンが生じたとする見解を明らかにした。継続的な核分裂が起きる「臨界」が一時的に生じた可能性は否定した。東電が分析したところ、検出されたキセノンの濃度は、臨界になっていたと仮定した場合よりかなり低かったという。

 核分裂でなくて何よりだった。もし本当に核分裂だとしたら、原発で作業に当っている作業員の方の健康被害が心配になるだけに、ホッと一安心という事だろう。

 ただし、あくまでも推定で、直接炉内を監視できないというまさしく非常に重要な問題があるため、今後もこのような状況が起きる可能性も否定できない。

 もし、核分裂が起きた場合、どのような避難体制がとられるのだろうか、原子炉が吹き飛んだ時のように、政府の関係者や責任者が現場をほって逃げ出すようなことになるのだろうか?

 今の福島原発の敷地内は、非常警戒態勢に近い現場である。その非常時にトップの指揮官が逃げ出すような集団では、組織として成り立たない。