何となく書く

 曇り、冷たい風が吹き気温は低い。暖かかったり寒かったりで体調を崩す人が増えそうである。

 昨日は、東京のスカイツリーが開業して大賑わいだそうである。東京の大賑わいと福島原発の避難区域との対比と言っては何だが、今の日本の光と影である。

 日本経済の復調失くして、福島の復興あるいは被災地の復興は叶えられないのだが、多くの犠牲者を出したことを忘れてはしゃぐことに違和感を覚えてしまう。それが社会の流れと言ってしまえばそうなのだが、本当にそうなのというのもまた憚られる意見である。

 あの夜空の霧がかった景色に浮かぶ紫の塔は、人間を遠くの空へ運び去る長い回廊のようにも見える。

 原発の停止で言われているのは、国民への節電の呼びかけである。でもテレビは、中々節電しろと視聴者に呼びかけてくれない。節電の工夫は、もっぱら外出時に電源コンセントを抜くとか、冷房の設定温度を1,2度上げなさいと言うだけである。

 もっと効率よく節電する方法は、何といってもくだらないテレビ番組を見ないでテレビの電源を切ることだろう。そうすれば、家族の語らいも増えて家庭円満になるし、独身者なら読書などでもっと教養を深めることができるだろう。

 しかし、節電のためにテレビを見るのを止めましょうとは決して言わない。

 まあそういうなら、インターネットなどをやるのは、電気の無駄かもしれない。選択肢としては、テレビを見ながらPCでネットサーフィンをしないという一択か。

 両方止めるともっと節電になるのは間違いない。