曇り時々晴れ、厚い雲が西の方に流れる、これも台風から変わった温帯低気圧の影響である。そのため太平洋から風が流れ込み昨日の夜もかなり蒸し暑かった。今朝6時の気温が23度と秋半ばとしては考えられない。後葉はかなり遅れそうだ。
引用 産経新聞(http://sankei.jp.msn.com/world/news/120918/chn12091800030000-n1.htm)
日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモを容認してきた中国当局が、一部暴徒の想定を超える暴力行為に苦慮している。デモ隊の中に反政府を示唆する動きも出ていることから、当局はメディアなどを通じて国民に理性的な行動をとるよう要求し始めた。一方で、千隻の中国漁船が尖閣周辺海域に向かったと報じられるなど、“対抗措置”とみられる動きも続く。デモを放置しすぎても抑制しすぎても当局批判に転化する恐れがあることから、困難な対応を強いられている。
最近の中国は、共産主義国家にもかかわらず、国民の経済格差は相当なものである。持てるものは、高級外車を乗り回し、高級マンションで暮らし、貯蓄は海外に移す。持たざる者は、職もなく最下層の生活を余儀なくさせる。
国民の大多数がそういった状況なら、つらい工場労働も苦にならないのだろうが、親の権力で何の苦も無く派手な生活をする同年代の若者がいる一方で、いくら働いたとしてもその境遇に上り詰めることは絶対不可能な若者が存在する。
本来の共産主義は、共同で働くことで、その労働の価値は同じ、待遇も同じというものであったし、社会的身分は、そこに格差を生まないはずであった。
しかし、その共産主義の中国が半自由経済主義に舵を切った途端、その中途半端さが国民に貧富の格差をもたらした。それを変えようにも既に指導部の殆どは拝金主義であり共産主義と真逆の境遇であり、それをまた過去の状態に戻すことは、泥棒に泥棒を捕まえさせるようなものである。
このまま、反日デモが続けば、中国の国家体制そのものが崩壊するだろう。貧しき民にとって、自分以外のものが贅沢な暮らしをしているのを見るより、自分と同じ境遇に落ちることこそが幸せだからである。
できることなら今の繁栄する中国で暮らすより、貧しくても国から配給される食料で生きる生活の方が幸せと感じる人が国民の大半になれば反乱がおきるだろう。そのきっかけがこの反日デモになる可能性もある。中国は、これから混乱の時期に入る可能性が非常に高い。
中国に進出した企業は、工場を閉めて撤退するしかない。あれ程、中国の政治体制に問題が有ったのに、安いという理由で国内の産業を空洞化させてまでも中国に進出した日本企業の責任は重い。