すこし不安

 曇り、気温は朝の6時で18度くらい、しかし、湿度は高く、じっとしていても体に湿気がまとわりつく。北海道では考えられない湿度である。

 太平洋高気圧の張り出しで、湿った空気が北海道に流れ込みこの湿気なのだろうが、北海道人には堪える湿度である。来週は、一週間秋雨前線の影響でぐずついた天気になるらしいので、まだこの空気に慣れなければならないのだろう。本当に参った。

 世界景気の悪化と共に今まで平穏だった空気が一変し、色々と日本だけでは対応できない問題が噴出している。今までだったら許容できた範囲の事が許されなくなり、引くに引けないところまで追いつめられるかもしれない空気になってきた。

 もしかしたら、世界大恐慌から第1次世界大戦が引き起こされた時期の庶民の暮らしもこんなものだったのかもしれない。それは、片方では敵とやり合い、日常生活では、淡々と仕事をこなしている。そんな暮らしを当時の人はしていたかもしれない。

 

 それでも当時は、こんなに情報網が発達していなかったので、遠く離れた場所で起きた事柄は、数日経って伝わり、紛争の拠点から離れれば離れるほど、自分とかかわり無いものと思えたのだろう。

 今でこそ尖閣問題は、リアルタイムに情報が流れ込んでくるが、それでも日本の西の端である。今の日常生活にそれ程影響を与えることは無い。却って、中国や韓国で暮らしている日本人が一番身の危険を感じているに違いない。

 何となく、尻が浮くようなことが起きているのだが、それを直接どうこうできる立場ではないため、取りえず自分の身近な作業をするしかない。