曇り、気温はマイナスだがそれ程低いわけでは無い。
人生の持ち時間は人によってさまざまである。生まれながらにして人生を終えてしまう人生も有れば、100歳以上の人生を歩む人もいる。
しかし、その人生の残り時間を殆どの人は知らない。知っていたとしてもそれは、病気などの不治の病で残りの寿命が宣告された場合だけである。だからこそ人は、人生を謳歌できるのかもしれない。
ただ、人は人生のこの先の長さを徐々に感じ始める時期がある。それはやはり老いるという事である。それは何時でも死が自分のそばに寄り添って立っていると感じることである。そしてそれは、人生の寿命と関係なく誰もが持つものである。
そうなって初めて人生に焦りを感じ始める。残りの人生を如何に有意義に過ごすかという事に考え悩み始める。そして、考えるのをやめるか、悩み続けるか、何をして人生を終えるか決断した人に分かれて行く。