lenovo

 曇り時々雨、雲は高く、所々に雲の切れ間が見えるけれど時折雨粒が落ちてくる。蒸し暑い。

 とうとう8月になってしまった。北海道の夏は何時もの季節ならもう少しで終わってしまう。去年は残暑が続いたが、今年はどうだろう。急に冬が来る感じになるのだろうか。毎年それだと、秋という季節が無くなってしまうかもしれない。


引用 東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013073102000223.html) 

英情報機関が、世界最大のパソコン企業である中国レノボ社製品の使用を禁止していたことが分かった。三十日付の英紙インディペンデントが伝えた。

 情報局保安部(MI5)や政府通信本部(GCHQ)が製品を調べたところ、外部からの操作でパソコン内のデータにアクセスできる工作が施されているのを発見した。科学者は通常のセキュリティー保護をバイパスする秘密の裏口がチップに最初から仕込まれているとの見解を示したという。

 GCHQなどはコメントを拒否しているが、使用禁止の通達は二〇〇〇年代半ばに米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの情報機関でも出されたという。

 実は、自分もThinkpadを使っている。IBMの時代からの愛用者であるので、レノボに変わっても製品に愛着があったのだ。ハッキリ言ってショックである。

 以前にも、中国製品の無線機器に情報を収集するチップが使われている話題になったので、それでレノボも変わるかと思ったら相変わらずこういった事をしているのだという事である。それが中国らしい。

 また、Thinkpadには、最新ソフトをlenovoのサイトからダウンロードする機能があるため、もし必要ならばPCに必要な時にデータを送信させることも可能である。誰でも考えそうなことで、それが発覚すると企業イメージが損なわれるためどの企業も行ってこなかったとおもうのだが、lenovo本体の経営者たちは、中国科学院という国の機関の出身者たちで固められ、ある意味中国という国と密接に係っている。

 最初、主に国内の中国人が使用するのを前提にその機能を追加したのだと思う。30年前と言えば、まだPCを持てる人間は限られており、主に知識人と呼ばれる人間が使用していた。インターネットもすべて監視することは叶わず、そういった手段でしか情報を手に入れることはできなかったのだろう。きっと今でも中国政府自体が、人民監視のための一手段として重要なツールであるのは間違いないだろう。

 どんなにセキュリティが高くとも裏口から侵入できる手段があらかじめ作られていれば、そんなものは何の意味もない。これは、推測だが何らかの命令により、インターネット上に接続されたlenovoのPCから情報収集できるようになっているのだろう。

 そして、国内用のそういった手段が、世界的企業となった今、同じ製品が世界中にばら撒かれたという事である。世界企業というなら、国内と国外とに入れるチップを代えれば良いのだが、きっとそういった手間やコストを考え、同じものを万遍なく使用するという事になったのだろう。

 さて、この先Thinkpadを購入し続けるか考えどころである。技術が発達すればするほど、監視カメラが至る所にあるように、気付かないように自分の生活を見張られているということを理解して使わないといけない時代になっているのだなと思う。