台風

 晴れ、気温は朝の6時で13度、少し冷え込んだが、走るのには最適な気温である。

 既に台風の季節となったが、ここ最近、大きな台風が日本列島を何個も縦断するような事は無くなった。それも地球規模の季節変化が引き起こしている現象だろう。その代り、前線の停滞や局所的豪雨で被害を受けている。

 自分の小さいころは、年に1回程度北海道まで届く台風が有ったように思う。殆どが北海道上陸前に温帯低気圧となるのだが、それでも台風が来ると言って備えはしていたものである。そういった温帯低気圧に変わるような台風が来たのも、10年以上前に成るのではないだろうか?秋の風物詩であった台風も、もう過去のものになってしまったのかもしれない。

 ただ、地球環境は目まぐるしく変わるため今後、どう変わるか判らない。もしかすると、アメリカでここ最近発生している巨大ハリケーンのような台風が今後発生しないとも限らない。

 そもそも台風が発生する条件は、海水が温められ水蒸気が上昇気流となって大きな積乱雲が出来、それが延々と続けばその海水面から水蒸気が蒸発するところが台風の目となる。当然、その水蒸気が上空に持ちあがるのだから空気が薄くなり周囲からどんどん暖かい空気が流れ込み更に上昇気流を生むというように加速して台風ができるわけである。

 台風の発生には暖かい海水が必要であり、太陽熱に温められる必要がある。そのサイクルができる環境は、周囲を海に囲まれた日本では、南方の海上でいつ起きても良い環境にある。ただ、太平洋は大きな海流が回っており、そういった条件がそろうのはやはり赤道付近であり、どこかで海流の流れが変わるような天変地異が無ければ起きそうもない。

 最近発見された南方の巨大海底火山のようなものが日本の周囲で噴火して地形的に変わればそういった環境になる可能性があるが、それは、いつできるというものでもない。

 ここ当分は、台風の上陸が少ない年が続くと思われる。