札幌の来季

 曇り、気温はプラス3度。昨日の夜から降った雪は、湿っていて靴にふっつきそうな感触である。天気予報では、お正月期間中は、全て雪となっており、除雪に追われそうである。


 コンサドーレの陣容が固まってきた。

 OUTは、三上、曵地、岡本、チョ?、横野(タイ)

 INは、既に試合に出ている工藤をはじめ、上原、前、内山、菊岡、金山そして石井である。

 噂として小野の名前が出ているが相手との契約が来年の5月まで残っているので直ぐには無理だろうし、流れる可能性も高い。そして、ベトナムの英雄であるビンも相手側の交渉が長引き、今だ残留の報道は無い状況である。

 これでJ2から脱出してJ1に行ける陣容かと言えば、残念ながら厳しい戦いが続くと考えざる負えない。その一つは、キーマンとなる点取り屋が、内村しかおらず決め手に欠けるからである。ここに一人出てこないと苦しい。

 例えば、若手の中から荒野、榊などが活躍してくれるならという思いもあるが、こればかりは時間が掛かるだろう。フェフォが活躍すれば良いのだろうが、今年一年のプレーぶりから言えば、来年大化けする気配は無い。そうなると外国人選手一人補強という事に成るのだろう。

 そんな選手を連れてくるほど札幌の経営は潤沢では無い。無い袖を無理やり振ってまた赤字が増えJ1に昇格できないとなれば、また経営危機を迎えることも考えられる。

 野々村社長は、来季のJ1昇格をうたっているが、そう簡単に他のチームも勝たせてくれないだろう。昔のJ2なら勝ち星を勘定できるチームが居たが、今そんなチームは無く、下手をすれば負けてしまう事もしばしばある。群雄割拠のJ2で勝ちを計算することは不可能で、それを計算できるとしたらメッシ、クリロナ級の選手が入ることくらいしか考えられない。

 ただ、もし来季J1を目指すならFWの補強は急務だろうし、欲を言えばもう少し守れるDFを一人補強したいところである。