曇り、気温は0度だが風が強く吹くのでそれだけでマイナス10度くらいに感じる。
コンサドーレ札幌がオーストラリアで活躍している小野選手にオファーを出しているらしい。ただし、これもスポ新が飛ばしている可能性が高く、社長の言葉だと入団確定ではないらし。
つい最近までゴンちゃんが札幌にいて殆ど出場せずに終わったが、それなりに札幌に良い影響を与えた。彼も、リハビリだけで終わった札幌在籍の恩返しに札幌のイベントにいつも駆けつけてきてくれる。本当にありがたいことである。彼が来てくれたことでどれだけ道民にコンサドーレ札幌の存在意義を高めてくれただろう。
小野選手が来れば、札幌の若手には好影響だろうが、試合に出た際、守備に期待はできないので周りに守備ができる選手が居なければきついだろう。
試合に勝つには、小野選手に守備の負担を与えずに、あくまで攻撃中心に頑張ってもらうしかない。それで得点が入れば、その後交代で他の選手が出れば問題は無い。もし、その後の交代選手が活躍すれば、先発の座も掴めるだろう。そういった環境が無いと若手は育たない。
古くは、そういう役目で加入した小倉さんも、本当に攻撃の選手だったが当時の札幌では全く機能しなかった。その二の舞いだけは避けたいところである。
野々村社長の来季の目標は、J1昇格で、人件費も今年より1億上積みして4億円程度になるという。チームを存続するためには、これしか方法は無いという事は、天皇杯の解説でも言っていたことである。
試合相手の甲府の海野社長は、そういった低い人件費で選手をやりくりしながらJ1に踏みとどまる戦いを続けている。甲府も人件費は安く、J1でギリギリの位置をキープしながらも経営は堅調である。そこは、真似しなければならない。
来シーズンのJリーグは、3季連続赤字ならライセンスを取り上げるという制度になることが決まっている。札幌もこのままでJ2暮らしをしていたら間違いなく剥奪である。そうなればチームも消滅してしまうのだから、来季に掛ける思いは強いのだろう。
しかし、そうはいってもどのチームもJ1を目指しているのは間違いなく。その中で勝ち抜けるのは相当な戦力が必要である。残念ながら札幌の戦力は、J2の他チームと比較して飛びぬけて凄いかというと全くそういうことは無く。どんぐりの背比べの中にいる。決して今の戦力でJ1に来季は上がれる保証は無い。
更に主力の上里、深井が手術、古田が手術明けで、選手層は決して厚いとは言えず。生え抜きの若手もチームの主力として活躍するには4、5年程度必要である。
可能なら是非来季はJ1に昇格して欲しいのだが、それには選手の駒が2枚くらい不足している。その一つが今回の小野選手の役割のFKを蹴れて攻撃のラストパスを出せる選手であり、もう一人はそのボールを決める役割を持つ選手である。
そういった選手が加入して初めて来季J1という言葉がでることになる。