STAP細胞

 早朝は雪だったが、今は太陽が顔を出している。気温は、マイナス2度。

 今朝の話題は何といっても小保方さんのことである。割烹着姿で登場してきたときは、ノーベル賞候補とまで言われ持ち上げられていた。

 今回は、論文の不正ということで取り下げられたが、興味のあるところはSTAP細胞が本当実在するのか?という所である。

 存在するとしたら大発見という事実に対して大変な損失であるし、本当に存在しないのだとしたら詐欺行為になる。

 そのことが早く明らかに成ることを期待する。


 ただ、研究者として直ぐにでもばれてしまう事を判りながら、ネィチャー等の雑誌に投稿するものかという疑問がある。

 過去の例の森本さんの時は、そういったメジャーな雑誌には掲載されなかった。

 さらに、こういった発見は、追試が行われ再現しなければ研究者として終わってしまう。それを知りながら偽造してまでも発表する意味は果たしてどこにあるのだろうか?

 常識では推し量れない何かが存在するのかもしれないが、やはり理化学研究所という公的な組織で、更に理事長がノーベル賞受賞者の野依氏ということもあり、俄かに信じられない所がある。そういった組織が簡単に追試の結果も確認せずに表に出すことをするだろうか。

 研究者の世界は、如何に他社より先に研究成果を出すかに自分の将来が掛かっている。もし2番手に成ったとしてもその名誉は得られない。そういった厳しい世界に生きると、同じ研究仲間もライバルという事になっている可能性も高く、色々と起きる可能性はある。

 この論文を事前に見た共同研究者、あるいは研究所の同僚がそのことを判らなかったというのもにわかに信じがたい。それ程理研は無能な研究者の集まりなのかという事にもなる。

 本人の説明が待たれるし、理事長のあの会見も情けなくただの看板に過ぎない人間が表に出ても説明できないだろうと思う。