J1昇格プレーオフ

 晴れ、気温はマイナス13度。12月としては冷え込みが厳しい。

 12月最初の日曜日は、どこにも出かけず家の外に出たのは除雪にくらいで後は寝て過ごした。そして、そのゴロゴロしている間に見たのは、千葉と山形のプレーオフの試合だった。

 今回、千葉は3位であり、山形は6位という最終結果があり、どちらかというと千葉が有利と思っていた。しかし、ゲームが開始されるとどちらも甲乙つけがたく、どちらかが得点を決めればそれで終わる試合展開となった。

 

 結果は、山形がCKからの跳ね返りを再度ゴール前に送ったボールをヘディングで決めてそれが決勝点となった試合だった。ハッキリ言えばグタグタな試合だった。千葉も本当に試合慣れしていない感が漂っており、リーグが終了してから2週間という間のトレーニングだけでは取り戻せない体のキレが見て取れた。もし、昇格できない北九州との試合があれば異なっていたのだろうが、もしかするとその試合に敗れていた可能性があるのだから何とも言えないが。

 このままでは、毎年上位チームが敗れるという展開は続くだろう。上位チームに与えられた引き分けなら上位チームが勝ち上がるというルールが試合の入り方をおかしくする。

 あいては、最初から勝たなければ終わりという黒白がハッキリしているのに比べ、反対に負けなければ良しという心にできる油断という隙間が出来てしまう。その典型が磐田だった。千葉は相手に得点を決められたが残りの時間で追いつけば問題は無かったはずなのに、どうしても勝たなければならないという変な力みが有ったし、下位チームより自分たちは上手いという過信が有ったのではないだろうか。

 破れた千葉の佐藤選手は「来年は自動昇格を目指す」と言っていたが、それ程選手にとってプレーオフはプレッシャーとの戦いという事だろう。