影響

 晴れ、気温マイナス14度。久しぶりに冷え込んだ。昨日は、煌々と半月が夜空に浮かんでいたので、放射冷却だろう。

 原油が値下がりし、アメリカではシェールガスの開発が止り、その影響で製鉄会社が休業するという話題をNHKで報じていた。

 原油の値下がりは、日本にとって追い風である。何故なら日本国内で消費するエネルギー源の大部分が輸入に頼っているのだからこの値下がりは大きい。

 

 更に、原油を原料とする工業製品を作る会社や、燃料として使う会社もその値下がり効果は大きいはずである。この値下がりは確実に日本の景気にプラスである。

 この様に、一見関係の無い事柄でも何らかの影響を及ぼし更にその影響がまた別の影響を及ぼすというようにさざ波のように広がって行くものである。

 普通に生活していると、そういった事に気付かず、車のガソリン価格や灯油価格が下がったことを単純に喜ぶだけに終わってしまうものである。

 医療界でも今年介護報酬が減額される見通しである。その影響がどこに出てくるか想像もつかない。どこかでそれを喜び、どこかでそれを悲しむ人が出てくるはずである。

 全ての人が喜ぶ方策というのは存在しない。もし、何か人のために行おうとする事柄も、もしかすると誰かを不幸にすることに成るかもしれないという事を考えながら行動するのが良いのだろう。