ザクザク道路

 曇り、気温は0度。

 昨日の暖かさで本当にびっくりするくらいの雪解けが進んだ。凍っていた路面の氷も融けザクザク氷になってしまった。このザクザク氷を見ると、小さい頃この氷がダイヤモンドの結晶に見立てて遊んだことを思い出す。

 良く犯罪映画などで、皮袋に入ったダイヤの原石を机の上に広げるシーンが有ったと思うが、丁度それである。

 もし、これが本当のダイヤなら大金持ちに成れるだろうが、良く考えればあれだけあったらダイヤも普通の石ころと変わらないだろう。

 通勤の生き帰りにそのダイヤの敷き詰められた歩道を歩いていると思えたならどれ程幸せだろう。何時もはそんなことは考えられず、歩きにくい道と思うだけである。

 そんな季節も後一月もすれば見える景色も全く変わっているのだろうと思う。