常任理事国

 晴れ、1時間前まではシトシト降っていたのに晴れ間が広がる。しかし、また西の空に灰色の雲が湧きだしているのでまた予報通り雨に成るだろう。先週と打って変わって晴れ雨が繰り返す週末に成りそうである。


引用 時事通信http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2015093000034

安倍晋三首相は29日午後(日本時間30日未明)、国連総会で一般討論演説を行った。首相は「日本はシリア・イラクの難民・国内避難民に向けた支援を一層厚くする」と表明、実施分を含め約8億1000万ドル(約970億円)の拠出をアピールした。国連創設70周年を機に、安全保障理事会常任理事国入りを目指す決意を強調した。

 

 自民党総裁選を無投票で通過し、最後の総理の仕事として歴史に名を残す方法を目指すというわけである。人間と言うものは、生き方は異なっても名誉欲と言うのは失う事は無い。

 しかし、国連の常任理事国入りと言うのは、いささかハードルが高い感じがする。今の国連の常任理事国の役割というものが果たして世界平和につながるような状況かというと決してそうでは無い。

 常任理事国同士であるアメリカがロシアに経済制裁を行っている状況がその証拠である。世界平和のためにあるはずの国連と言う組織が既に形骸化し、組織としての役割が何なのか問われている状況で存在意義も薄れ始めている。


 そういった意味で国連活動に存在意義を認めているのは、日本位なものなのかもしれない。多くの国にとっては、取り敢えず仲間に成っておけば何らかの恩恵に預かれる存在なのだと思う。

 そして、その役割を果たすあるいは、お金を出すからという970億円は、日本人にとって安いのか高いのか、結局、国連、いや世界にとって日本は便利な貯金箱に過ぎない可能性もある。

 ここら辺で、もうお金を出さないよと言うポーズも必要なのかもしれない。いざとなれば都合よく捨てられて、怒っても無視される存在に成る可能性もある。