国連

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引用 日本経済新聞http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK02H02_S6A300C1000000/) 

国連安全保障理事会は1日、核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行した北朝鮮に対する制裁決議の採択を見送った。米国が1日午後の採択を3月の議長国のアンゴラに要請したが、常任理事国のロシアが難色を示したため。ロシアの主張を受けて修正した決議を2日に採択する見通し。

 国連の機能不全は、発足当時から始まった米ソ冷戦状態により始まった。その後、ソビエト体制崩壊により米ロの雪解けが進み事実上対立する国が無い状態に辿りついたと思えば、世界の警察官を謳うアメリカが中東、アフガンに手を出したところから戦争そのものは無くなりはしなかった。

 米ソの対立構造が無くなったと思えば、今度はロシアの経済発展よりその力を増し、国連発足時から何かと反対する中国は相変わらずで、常任理事国の歩調はそろう事は無い。

 更に、北朝鮮は人権問題を話し合う国連の委員会の出席をしないと宣言し、それに対する対応も不透明である。もし、国連が嫌なら脱退すれば良いのだが、そういった事もせず国連を利用しようとする腹積もりは見ていてイライラさせられる。

 日本が憲法を遵守する上での国連至上主義は最早絵に描いた餅状態である。日本が国連でいくら平和な世界を目指すと唱えた所でそんな理想主義は受け入れられるはずもなく、日本も国連至上主義といえるような活動はしていない。お金は出してはいるが、そのお金も底をつきはじめれば無い袖も触れなくなるはずである。

 そんな国連だが、何か問題が有れば対立する国同士でも話し合う場が必要になれば無いよりましという状態である。

 果たして、今後、存在意義は何処にあるのか問われることに成りそうである。