レバンガ

 晴れ、気温は2度。一時夜中に零下を記録している。秋冷えというところだろう。

 昨日の夜は、レバンガの試合をCSで見ていた。今月は、Bリーグの試合は無料らしく、一昨日、昨日と試合放送があり、平日にもかかわらず観客も入っていた。

 新しいプロリーグになり、これから新しい一歩を踏み出したわけで、今は露出が多いときであり、この観客を更に多くするというのが良いのだろう。

 しかし、連夜の試合を見て思うのは、レバンガの選手層の薄さである。選手登録が10人しかおらず、昨日の時点でけが人が2人。試合は8人で戦わなければならない状況である。そして昨日外国人選手が一人ケガをしたようで、次節からは7人で試合をする可能性が出てきた。

 その状況なので前半はある程度戦えていたのだが、後半になると勢いが止まり突き放されるという試合になってしまった。これもやはりスポンサーの問題なのだろう。

 もう一つ残念なのが、プロらしいプレーもあるのだが、やはりシュートが入らない。更につまらないミスが多く、スティールにしてもリバウンドにしてもプロらしい特別なプレーを見せ切れていないことである。

 もっと激しくぶつかり合い、シュートを両方ともガンガン決めるという試合が本当は見たいのに中々そういった試合を見せられないところに日本のプロリーグの弱点だと思う。

 サッカーもそうだが、やはりプロとしての技術の高さやスピードというものを見ているほうは期待している。つまらないミスを続けたりプレースピードが遅いと徐々に白けてしまい眠気を誘うのも事実である。プロ野球もそうであるが、プレースピードが遅く、観客が目を離していても何の問題もない緊張感のない試合ほど眠たくなる。やはり、見せるスポーツというのは、一時も目が離せない見るのに疲れるほどのほうがおもしろい。途中で休憩タイムを挟んでまた緊迫した試合が続くというのが良いのである。

 その点バスケットボールのほうがサッカーよりも試合形式上攻守の入れ替わりが早く、プレースピードや技術が優れていれば、見に来てくれる人が増えるスポーツであると思う。また、競技スペースも小さくでき観客との距離も近いので迫力あるプレーを間近に見れる強みがある。

 今回の対戦相手の栃木が、初代のチャンピオンになるために良い選手を集めた戦略は正しい選択だと思う。何事も始めが肝心で、如何に観客を集めて次につなげる方法として勝負に出たということなのだろう。

 その点レバンガは、去年より戦力を落として戦うことになったわけで、本当は栃木と同じように攻めの経営をしたいところなのだろうが、会社がつぶれてしまえば元も子もないという考えなのだと思う。

 コンサドーレもそうだが、如何にチームを存続させてステップアップするか色々考えなければいけないことが多い。スポンサー集めや、選手の獲得など色々な課題があり常勝チームを作ることの難しさが常にある。

 

 その困難を乗り越えて初めて光り輝けるものなのだと思う。北海道の人にはコンサドーレもそうだがレバンガも併せて応援してほしいと切に思う。