予見不可能

 曇り、気温はマイナス1度。

 徐々に春らしさの要素が増えて来て雪がまだ残っているのに感覚は春である。その中で痛ましい事故が起きてしまった。春山は、気温が暖かくなり今まで積もった雪は固く締まっておりその上に悪いことに積雪があり表層と下層に雪質が異なる雪崩の条件がそろってしまった。

 ゲレンデでラッセル訓練をしていたらしいが、もしかすると声などの反響で雪崩を引き起こしてしまった可能性がある。雪崩が起きるとはだれも予想をしていなかったための事故であるが、そのことを予見することが不可能だったとしたら防ぐことはできない犠牲だった。事故が起こった後にああすれば良かったとかという議論は必ず起きる。しかし、もし事故が起きず無事に帰宅していれば楽しい思い出となる。そのはざまの違いは運命というしかないだろう。

 この世の中で事故を予見しながら全ての行動を規制していたら何も始まらない。事故が起こることを想定していたなら雪山などには登ることは決してないだろう。

引用 東スポhttp://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/667440/) 

小学校新設の認可を大阪府に申請していた学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地格安払い下げ問題が、これを追及する民進党に対する“ブーメラン”直撃でややこしい構図となってきた。同党は引き続き、安倍晋三首相(62)や昭恵夫人(54)らの関与の有無を問いただす構えだが、渦中の籠池泰典・同学園理事長(64)の妻が昭恵氏に送ったメールの同党議員に関する記述が虚偽として全面否定している。

 これもまた事前に予測したことと結果が違ったため粟を食った事態となった典型例である。

 森友学園問題を追及する民進党は、昭恵氏と森友学園理事長妻との交友があったということを証明するためメールを証拠として挙げた。しかし、その証拠のメールの内容の中に辻本氏の名前が書かれており、それに関してはデマであると言い張っている。

 これも又、摩訶不思議な展開となる。何故なら証拠というべきメールが交友関係を表す真実であるとするならメールの内容が正しいという前提が無ければならない。そのメールの内容がもし虚偽を持って作成されているとしたら交友関係が正しかったかどうか分からないし、妻の一方的な感情であった可能性もあるわけである。

 民進党は、どうすべきなのかは明らかで辻本氏本人が幼稚園に侵入した或いは訪れたことを認める必要があるだろう。全く幼稚園に行っていないとしたなら明らかに妻が虚言症ということになるだろうし、明恵氏あてのメールもただ送り付けただけという可能性が高くなる。

 この問題、今まで盛んに報じていた詳細をマスコミは産経、東スポを除いて報じなくなっている。それと同時に森友学園のニュースも扱いが小さくなっている状況で、お互い火消しをしあうことで何もかもが消えていく感じである。

 

 国有地の払い下げ問題について、森友学園以外にも多くの払い下げ事案で周辺の土地価格を度外視した払い下げが行われているようである。こういったことが日常化しているとしたらもっと透明性を高めて監視する必要がある。政治家や役人が何らかの利益を得るためにこういった行動を続けているとしたら利益を得たもん勝ちとなる。

 そういったことも日常の出来事と割り切るのではなく、時には制裁があるほうが抑止力になる。このまま見過ごさされてしまう事実が積み重なれば積み重なるほどそれが当たり前の世の中になってしまう。